パワハラから逃れるために必要なものの1つは、「職場内の優位性」から逃れられること=「私はいつでも、会社を辞められる」という状況を作ることです。
この切り札があるからこそ、会社や加害者に対して、反撃をしていくことができます。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) April 17, 2017
パワハラは「職場内の優位性を背景」にした、あなたに対する攻撃です。
ですから、「職場内の優位性」の影響を受けない状態を作れば、パワハラは受けなくなるのです。
つまり、”会社をいつでも辞めることができる状態をつくること”が、パワハラに負けないためには必須です。
【1】「職場内の優位性」は、どこにあるのか
加害者の、パワーの源は何でしょうか。
加害者はどのような「職場内の優位性」を持っているのでしょうか。
あなたが、加害者に対抗しようとするときに、躊躇してしまう理由は何でしょうか?
まずは、この点を明確にしてみましょう。
たとえばそれが、ただ「すぐに怒鳴って怖いから」であれば、いくらでも対応策はあります。
しかし、それが「会社の人事権を握っているから」であれば、もっと根本的な対抗策が必要です。
【2】職場外にいつでも出られるようにしておく
パワハラは、職場内の優位性を背景にしたものです。
ですから、職場外にいつでも出られるようにしている人は、パワハラを受け続けたりはしません。
「こんな会社、いつでも辞めてもいいんですよ」と思っている人は、パワハラを我慢したりはしないのです。
ですから、会社外に出られる準備をしておくことはパワハラ解決において大切なことです。
少なくとも、転職サイト、転職エージェントへの登録はしておくべきです。
【3】理想的なゴールを目指す
現在の会社を辞めようとすると、さまざまなデメリットが思い浮かぶでしょう。
たとえば、転職をする場合給料が下がる可能性がありますし、その職場がパワハラ職場である可能性もあります。
ただ、理想としては高く持っておくべきです。
なぜなら、パワハラ被害を受けているときは、ただでさえ視野が狭くなるからです。
ゴールを意図的に高く持つことで、視野を高くもつようにするのです。
長期的に考えたとき、現在の職場にいることが本当によいことなのか。
これを考えるには、まずは視野を高く持つ必要がありますので、まずはゴールだけでも高くもっておきましょう。
そして、高い視野を維持しながら、「職場内の優位性」から逃れる方法を考えましょう。