法的手段は、「ケンカ慣れ」している人のものです。
慣れていない人は、法的手段についてはあまり考えないほうがよいでしょう。
会社を辞めた後に法的手段を取るかどうかを考えれば十分です。
【1】転職を考える
パワハラは心理戦です。
相手の心を折ったほうが勝ちとなる、過酷な戦いです。
ですから、ケンカ慣れしていない人は、戦いに参加しないのが無難です。
もちろん、戦ってあなたが勝つ可能性はあります。
しかし、それはあなたに戦いの才能がある場合だけです。
才能があるかどうかが分からないなら、戦いは避けるべきだと思います。
つまりは、転職を考えるのです。
【2】退職後に報復すればいい。
パワハラで転職を考えるのは、とても屈辱的なものです。
ですが、そもそもパワハラが放置されるような職場に残りたいでしょうか。
加害者に対して、誰も口出しができないような職場に残りたいでしょうか。
もし、どうしても報復をしたいなら、退職後にすることを考えましょう。
退職後に、あなたがお持ちのすべての証拠を使って、反撃をするのです。
相手は、あなたにとってはすでに元同僚です。
あなたが相手が恐れる必要は全くないですから、思う存分できるでしょう。
【3】高望みをしよう
退職を決意したとしても、パワハラによって現状よりも悪い待遇を受けることは、あなたも我慢がならないでしょう。
ですから、パワハラでの退職を決意したときは必ず、高望みをするようにしてほしいのです。
現状よりもはるかに厚遇される場所を求めて、転職活動をするのです。
高望みをして転職活動をすれば、そもそもうまく行かなくて当然です。
そして、うまく行けばラッキーとなります。
何もせずに耐える日々を過ごすことに比べたら、はるかによいはずです。
もっとも不適切な対応策は「耐えること」、「何もしないこと」です。
ですから、転職に向けて動き出してみてください。
そして、あなたが自分の興味や能力を、もっともっと発揮できる場所を見つけてください。
もし見つかったら、あなたは「なんでもっと早く転職しなかったんだろう」と思うでしょう。
一日でも早くその日が来るように、今、動いてみてください。