パワハラを受けているとき、実は法律はそれほど大切ではありません。
その行為がパワハラに該当するかどうかに関わらず、あなたが苦しんでいることには変わりないからです。
たとえ相手の行為が合法であっても、あなたがそれを許容する必要はありません。
American Advisors Group via Compfight
【1】パワハラに該当するかどうかは悩まなくてもいい
パワハラに該当するかどうかは、最終的には司法が判断することです。
ですから、あなたがパワハラに該当するかどうかで、悩む必要はありません。
あなたが職場で心身が削られるような想いをしているなら、それが解決すべき問題なのです。
心身に不調までは出てきていないけれど、「パワハラじゃないか」と思うぐらいに、本当は相談してほしいぐらいです。
【2】相手の行為が合法で、対処法はある
現時点で、相手の行為がパワハラと言えるかどうかが微妙であっても、対処はするべきです。
そして、そのときでもさまざまな対処法はあるのです。
むしろ、まだ孤立させられていない状況ですから、多くの対処をすることができます。
【3】味方を増やす
パワハラ・職場モラハラを解決するときに、一番大切となるのは味方です。
私は3種類の味方が必要だと思っています。
- 絶対的にあなたの味方でいてくれる人(カウンセラー・コーチ)
- 加害者に影響力を及ぼすことができる人
- 現実的な解決策を教示してくれる人(コンサルタント)
あなたの心理面をサポートしてくれる人、あなたに戦術を教えてくれる人が、それぞれ必要です。
しかし、それだけでは解決は難しく、加害者に影響を及ぼせる味方も必要です。
まだ、パワハラとは言い切れない状態であれば、むしろ相談もしやすいでしょう。
ですから、そのうちにコンタクトを取っておきましょう。
【4】相手の意図を、言語で確認する
味方をつけたら、相手(加害者)の意図を確認していきます。
本当に、加害の意思があるのかどうかを、確認するのです。
パワハラ、職場モラハラの攻撃の基本は、”曖昧にすること”です。
「ゆとり世代は違うね」という言葉は、多くの場合、嫌味でしょう。
しかし、完全に嫌味だと言い切ることは難しい。
だからこそ、害意の有無を確認する必要があります。
そこで大切となるのが、明確にすること。
「今のは、どういう意味ですか?」と尋ねてもよいですし、「嫌味ですか?」と尋ねてもよいでしょう。
これができれば、嫌味による攻撃を減らせます。
【5】専門家に図面を書いてもらおう
パワハラの解決には、基本的には、味方と証拠は必須です。
ですが、それだけで解決できるとは限りません。
あなたが実現したいゴールと、あなたの状況を踏まえないと、有益な方法も見つかりません。
そして、その方法を生み出すには、法律だけでなく、人間心理や集団心理の理解も必要となります。
ですから、パワハラに巻き込まれているときは、そのような知識を持った専門家に相談するのが一番です。
パワハラは、最終的にはあなたが動かないと解決できません。
ですが、動く戦略、図面は専門家に書いてもらうようにしてほしいのです。
自分一人で解決しようとしないでください。
専門家を雇って、効果的な戦略を手に入れ、確実に前に進んでいきましょう。