パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラの傷とは、自己肯定感が下がった状態になってしまうこと

投稿日:2017年5月15日 更新日:

【1】パワハラは、自己イメージを下げる

パワハラは、パワーを背景にした、自己イメージへの攻撃です。つまり、パワハラによって傷つくのは自己イメージです。

「私は人間関係が下手だ」、「私には転職は無理だ」、「私は仕事ができない」のように思いこまされることが、パワハラの傷です。

そして、自己イメージが下がった状態になってしまうことが「パワハラの傷」です。

【2】無意識に、自分を低く評価し続ける

自己イメージが下がった状態というのは、自分を低く評価し続ける癖がついている状態です。極端に言えば、「私は不要な人間である」「私は無能な人間である」という自己イメージを持ってしまっている状態です。

人間は自己イメージを維持するように、物事を判断し、行動をします。

私は18歳から20年以上、家庭教師や塾講師などの教育にも携わっています。「自分は馬鹿だ」と思い込んでいる子供ほど、勉強をしません。効率的な勉強方法を教えても、非効率的な自分のやり方にこだわりをみせます。「自分は馬鹿だ」ということを証明しようとしているような判断・行動をするのです。

そのため、自己イメージが低いと、「成功」は「間違い」で、「失敗」が「正しい」と思うようになります。物事がとんとん拍子に進んでいくと「何かおかしい」と思うようになり、失敗すると「やっぱり」と思うようになります。

【3】ほぼすべての人の自己イメージは、下げられてきた

自己イメージが極端に高い人は、うまくいくのが当然だと思っています。そして、うまくいかなかったときに「おかしいな」と思います。学校で1位を取り続けている子どもは、1位を取るのが当然であって、そうでない場合は「おかしい!」と思うようになります。

ただ、多くの人の場合、このような高い自己イメージ、自己肯定感、自己効力感は持っていません。他人による言動によって、自己イメージは下げられてきています。

【4】パワハラを受けると、自己イメージがさらに下がる

多くの人は、他人の言動により自己イメージを下げられてきています。親、兄弟、友人、教師などから自己イメージを下げられてきたのです。

そして、自己イメージを高めたり、守ったりする方法は教わってきていません。

その上で、パワハラを受けてしまうと、自己イメージを守ることができないため、下げられてしまうのです。

【4】自己イメージは、自分で高めることができる

自己イメージは、基本的には他人のあなたに対する言動で作られます。

しかし、自分で自己イメージを高めることもできるのです。

それを行うのがコーチングであり、それは自己イメージを高めるための訓練とも言えます。低いところから高いところに持ち上げるのにエネルギーが必要なように、自己イメージを高めるにもかなりの精神力が必要となります。

たとえば、自分のことを徹底的に高く評価し続けるという練習がありますが、これを24時間耐えられる人は、多くはありません。うまくいくのが「私らしい」、うまくいかなかったときは「私らしくない」と心の中で、自己評価するだけです。これだけですが、ほとんどの人は耐えられません。

また、自己流で自己イメージを高めようとすると、傲慢になってしまったりすることもあります。そこで、コーチという職業があるのです。コーチは、あなたの自己イメージを適切に高めるためのサポーターです。

なぜパワハラ被害者にコーチが必要かといえば、コーチは自己イメージを高めるプロフェッショナルだからです。

パワハラ被害を受けて自己イメージが下がっている、なかなかあげられないと言う人は、ぜひコーチングを受けてみてください。決して楽ではありませんが、あなたの自己イメージを適切に、急激に高めてくれます。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

パワハラを受けて「なぜ自分が辞めなくてはならないのか」と思ったときの考え方

本来なら、会社が加害者を退職・異動などの処分を下すべきです。 しかし、それがなされない場合、そんな会社にあなたが残る必要性があるでしょうか? パワハラを放置・容認するような会社に、あなたが残る必要があ …

no image

パワハラを同僚に相談してもおそらく解決はしないが、相談した事実は無駄にはならない。

同僚にパワハラを相談しても、きっと何もしてはくれないでしょう。 しかし、あなたが同僚に相談した事実が残ります。 その事実が大切なのです。 同僚に相談しても解決できなかったことで、上司に相談しやすくなる …

no image

福岡県糸井市の消防本部内で行われ、免職の処分を受けた加害の中心人物の1人には、退職金が支払われることが判明

《糸島市消防本部内で、消防職員13人が集団で数年にわたり、約30人の同僚に暴言、暴行、パワーハラスメント行為などを繰り返していたもの》とされる事案で、パワハラ加害行為の中心人物とされる消防本部警防課、 …

no image

パワハラがない社会は作ることができる。

私のゴールの1つは、パワハラがない社会を作ることです。 現段階でもこのゴールの達成方法は分かりません。 しかし、パワハラのない家族を作ることができ、パワハラのないグループを作ることができ、パワハラのな …

no image

パワハラを認識しつつ、対応しない組織に未来はない。

パワハラの事実を、組織のトップが認知しているのに取り組まない場合、その組織に未来はありません。 パワハラが蔓延することになるからです。 そのような組織で、高い生産性を上げられるとしたら、そちらのほうが …

読者登録フォーム

【無料メルマガ】『パワハラを脱出する方法』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
2017年5月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

パワハラなんかに負けない。

あなたはパワハラなどに負けたりしません。

法律面・心理面・経済面の3側面を考慮に入れた、現実的な解決策を実行しましょう。

パワハラ問題の専門家による現実的な解決法は、こちら。

↑無料個別相談会へのリンク

カテゴリー