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パワハラ解決のために、証拠と味方を増やす。

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【1】全部同時実行をする

パワハラの解決に向けては、許容損失の範囲内で実行できることは、何でも全部実行に移しましょう。

その解決策を実行したときの最悪の結果を想定してみて、それでも大丈夫だと思えることは、全部実行していくのです。

【2】証拠と味方を増やす

解決策の基本方針は2つです。1つは証拠を増やすこと、もう1つは味方を増やすことです。

被害メモで被害事実を記載し、ボイスレコーダーで録音しましょう。両方ともあるのがベストです。録音は確かに臨場感はありますが、内容を確認するのに莫大な時間が掛かります。それはつまり、どこにどのような内容の被害が記録されているかを調べるのにも時間が掛かるということです。そこで、被害メモが必要なのです。いつ、どこに、どのような内容の事実が録音されているかが被害メモから分かることで、あとで録音記録が検索できるようになります。

そして、同時に味方も増やしましょう。味方が1人いるだけでも、精神的にとても楽になります。また、社内に味方がいるなら証拠集めもしやすくなります。

そして、味方を集めるときにも証拠が役に立ちます。自分が受けている被害の深刻さを理解してもらうには証拠に勝るものはありません。私たち被害者が想像する以上に、パワハラの被害の深刻さは理解されていません。話をしっかりと聞いてくれる人でも「あなたにも悪いところがある」と言うことが多いのがパワハラです。

【3】証拠と味方が増えているなら、よい方向に進んでいる。

パワハラ解決に向けた行動というのは、簡単には結果は出ません。前進している手ごたえが感じにくいのです。

そのときは、証拠が増えているか、味方が増えているかの2点を確認してください。この2つが増えているなら、前進しています。

ただし、証拠だけが増えて行っても解決にはなかなか結び付きません。味方だけが増えていっても同様です。ですから、この2つは掛け算だと捉えて、両者が増えてきているかを確認するようにしてみてください。

掛け算の答えが増えているなら、間違いなく前進しています。ですから、そのまま前に進みましょう。もし掛け算の結果が増えていないなら、足りない方を増やしてください。

解決に向けて証拠と味方を増やしましょう。そうすることで、解決に近づいていきます。

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