パワハラに対して冷静に怒るというのはつまり、綿密で正当な復讐計画を立てるということです。
どうやったら自分に不利益がなく、復讐ができるかを理性を使って考えましょう。
考えるだけでも、かなり心理的に落ち着くことができるようになるので、おすすめです。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) December 10, 2017
パワハラに対して復讐心を持つのは、当然のことです。
あなただけが被害を受けたままで、よいわけがありません。
しかし、相手は定義上、あなたよりも優位な状態にあります。それは上司-部下という関係によるものかもしれませんし、多数-少数というものかもしれません。年齢の上下によるものかもしれません。いずれにしても、何かしらによって、相手はあなたよりも優位な状態にあります。
自分よりも優位な状態にある相手に対して、仕返しを行っていくのですから、綿密な計画が必要となります。勝つべくして勝つための準備が必要となります。
そのために、必要となるのが証拠と味方です。
【1】復讐心があるのは、当然のこと
復讐心を持つこと自体は、何も悪いことではありません。
法律は、自力救済を禁止しています。
しかし、復讐心自体を禁止しているわけではありません。
そもそも、誰にでも内心の自由があります。心の中で何を思っても、それを否定される言われはないのです。
【2】加害者は優位な状態にある
パワハラの定義上、あなたは加害者よりも不利な状態にあります。
加害者は、あなたに対して、加害行為をするに足りる何かしらの優位性を持っています。
だからこそ、あなたは反撃に出ることができなくなっています。
【3】復讐のための綿密な準備をする
加害者の優位性は、事実です。
そうであれば、その現状を踏まえて、復習をするという目的を達成するための手段を探すことになります。
そして、その方法は当然、社会的に正当な方法でなければなりません。加害者のために、あなたが人生を棒に振ってはいけないのです。
そのためには、綿密な準備が必要となります。
その綿密な準備に必要となるのが、証拠と味方です。
証拠は1つでも多いほうがよく、味方は1人では多いほうがよいです。
【4】証拠は多いほうがよい
パワハラは、証拠が多ければ多いほどよいです。
パワハラは命に関わる事件ですが、一般的にはそのようには思われていません。被害の深刻さを訴えても理解してもらえないのが、パワハラなのです。
相談をしても「あなたにも悪いところがある」と言われて、味方となってもらえないことが多いのです。
つまり、証拠がなければ味方となってもらえないのが、パワハラというものなのです。
【5】改善に向けた行動が、味方を作る
証拠が増えれば増えるほど、あなたの被害の深刻さを伝えやすくなります。
しかし、ただ被害事実を集めているだけでは、味方はいずれ増えなくなります。
状況改善に向けた行動が見えないと、味方になってもらうのは難しいのです。行動が見えるからこそ、人は支えてくれるのです。
あなたが被害メモなどの証拠集めを行ったら、その証拠をもって労働局などに相談に行きましょう。そして、その労働局に行ったことを、味方になってほしい人に話すようにしてください。ただ被害メモを集め続けるだけではたりません。状況改善に向けた行動を継続的に行っていくから、味方が増えていくのです。
【6】冷静に動き続ける
証拠を集め、その証拠を使って味方を増やし続けましょう。
状況改善のために動き続けるのです。
動き続ける人が助かります。
証拠集めは大切ですが、ただそれを繰り返すだけでは状況は変わらないでしょう。その証拠を使って、次の行動を起こしていくことが大切です。
しっかりと復讐をするために、冷静に現実を踏まえて、動き続けましょう。