ネガティブな出来事は、ポジティブな出来事の7倍インパクトが強いと言われるそうです。
ですから、ポジティブを増やそうとするよりも、ネガティブを増やしたほうがコスパがいいです。
マイナス思考だと思われるかもしれませんが、「嫌なこと」をどれだけ減らせるかが、とても大切です。パワハラを受けている日々を送っている人なら、この意味がよく分かると思います。
いかにネガティブな出来事を減らすかを考えてみてください。結果として「辞める」に行きつくと思います。
「辞める」と決めたくても決められないのは、ほとんどの場合、今働いているところ以外に収入源がないからです。
ですから、転職活動や副業を始めてみてください。特に副業は精神安定にもよいのです。”ここで頑張ればいい”と思える希望があるだけで、心が安らぎます。パワハラという「嫌なこと」を減らすのに、もっとも確実な方法は「辞めること」です。
その次の選択肢は、「徹底的に反撃をすること」です。これは多少リスクはありますが、しっかりと実行に移せば、パワハラはされなくなることが多いです。
最悪の選択肢は「耐えること」です。
そして、パワハラに対して、現実的な選択肢は「無理ない範囲で、解決に向けて動くこと」です。被害メモをとり、録音を取り、労働局に相談をし、専門家のサポートを得ながら、解決に向けて動いている姿を、加害者にさりげなく見せていくことです。
動き続ける人が助かります。
どれだけ証拠を集めても、それだけでは意味がありません。
証拠を集めている姿を見せることで、それが相手に対する威嚇となり、予防につながります。
ですから、何度も書いてしまい申し訳ありませんが、「その場でメモを取る」が一番簡単で効果的なパワハラ対策です。
証拠がどれだけあっても、その証拠をつかって心理的プレッシャーを与えなければ、証拠の意味は、ほとんどありません。
証拠を集めることは大切ですが、証拠を集めるだけでは、パワハラをストップさせることはできないのです。
【インターネットラジオ】パワハラ加害者に、あなたの行動を見せつけていく
「無理のない範囲」でよいので、動き続けましょう。証拠があるなら、労働局に相談に行ってみましょう。労働局に相談に行けないなら、人権擁護委員にメールで相談してみてください。
リスクがほとんどない範囲で、できることはたくさんあるんです。そして、動けば動くほど自信を取り戻せます。
耐えるのは最悪の選択肢です。現状を受け入れずに動き続けてくださいね。