パワハラの解決を目指すときに、最初にしてほしいのは「解決」を定義することです。
「どういう状態になれば解決なのか」をできるだけ鮮明にイメージしてみてください。言葉で定義するのではなくて、映像・動画で定義するのがコツです。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) February 9, 2018
【1】「解決」を明確にイメージする
パワハラの「解決」と一言で言っても、そこにはさまざまな「解決イメージ」があります。
転職をイメージしている人もいれば、ただ独立・起業をイメージしている人もいます。
パワハラ行為をストップさせることをイメージしている人がいれば、加害者の謝罪をイメージしている人もいます。
相談者によって望む「解決」のイメージは、違うのです。
【2】言葉、映像、感情で定義する
パワハラの「解決」については、「言葉」、「映像」、「感情」の3つで定義しましょう。
たとえば「パワハラ加害者に謝罪させている」という言葉で定義し、そのときの様子を映像でイメージし、さらにそこから生じる感情で定義するのです。
そして、できるかぎりその映像、感情を正確に言葉に表すようにします。
言葉からイメージ、感情が浮かぶようにしておきましょう。
そのように定義しておくことで、自分のゴールが明確になります。
【3】「解決イメージ」から、やるべきことが決まる
もしあなたの望む「解決」が転職することであり、一切関わりを持たないことであれば、あえて証拠集めをする必要はありません。そして、社内で味方を集める必要もあまりありません。
一方で、加害者からの謝罪を求める場合には、証拠集めも味方集めもしておいたほうがいい。
望む「解決」の内容によって、やるべきことは変わってきます。
そして、「解決イメージ」が明確であればあるほど、やるべきことは明確になり、同時にやる必要のないことも明確になります。ゴールによって、物事の重要度が決まるのです。
ですから、まずは解決のイメージを明確にしましょう。
それがパワハラの解決に向けた第一歩です。