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パワハラ被害者にこそ「エフィカシー」を高める働きかけが必要な理由

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パワハラの被害者のおよそ半数は、解決に向けて動かないという統計があります。

言い換えれば、耐え続けるのです。

もちろんパワハラを受けている状況から抜け出したいという気持ちはあります。

しかし、動けないのです。

この状態をコーチングでは「コーチングが足りない状態」と考えます。

【1】エフィカシーが不足すると動けない

「エフィカシー」は、コーチング用語です。

これは「自己のゴール達成能力の自己評価」と定義されます。

簡単に言えば「私にはゴールを達成する能力がある」への確信度です。

「パワハラを受けている状況から抜け出す」というゴールがあれば、「私はこの状況から抜け出せる」と強く確信できればできるほど、エフィカシーが高いと表現できます。

常識的に考えて、「パワハラから抜け出したい」と望み、「パワハラから抜け出せる」と強く確信しているなら、そのための行動を起こさないわけがありませんね。

【2】なぜエフィカシーが低いのか

エフィカシーは「ゴール達成能力の自己評価」です。

「自己評価」であるため、自分で自由に設定することができます。

他人が「あなたには無理だ」と言ったところで、それをエフィカシーに影響させる理由はありません。自己評価である以上、自分だけが決めることができるからです。

しかし、現実的にはパワハラ・嫌がらせを受け続けると、エフィカシーは下がりやすくなります。

そもそも一般的には、エフィカシーは他者の評価を基準にして決めることが多いからです。進路指導で学校の先生に「あなたには、この学校は無理だ」と言われて、それに反対できる生徒はそういません。学校の先生という他者からの評価で、自分の能力に限界を作ってしまいます。

日常的に他者から低く評価され続けると、自己評価を高く保つのが難しくなるのは当然です。

【3】エフィカシーは自分で決めていい

しかし、エフィカシーは「自己評価」です。

自分の能力についての「自己評価」ですから、自分で決めてよいのです。あなたの同僚が何と言置いうと、あなたは自由に「私はこの状況から抜け出せる」と思っていい。

そして、そう思っていないと動けなくなります。証拠集めもせず、味方を募ることもせず、専門家に相談もせずに、ただ耐えるだけの日々を送ることになります。

解決に向けた行動を続けるためには、高いエフィカシーは必須です。パワハラの解決は一筋縄にはいきません。さまざまな障害を乗り越えていかなければなりません。

そして、その障害を乗り越えるには「私には解決ができる」という確信、つまりエフィカシーが必要なのです。

パワハラを受けている人のおよそ半数は、解決に向けた行動さえとれていないことに注意してください。

エフィカシーが足りなければ、行動を起こすことさえできません。

自分には無理だと思いたくなる気持ちはわかります。しかし、それでは何も状況は変わりません。自分なら解決できると思い、解決したあとの状況をイメージしてください。そして、解決したときに感じるであろう感情を先取りしておいてください。

もしパワハラの解決行動が足りないのだとしたら、エフィカシーが足りない可能性があります。

ですから、自分は解決できると思っているかどうかをまず確認しましょう。

そして、解決できないと思っているなら、それを否定して「解決している自分」をイメージしましょう。

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