先に述べておくと、私はカウンセリング肯定派です。
いじめ・嫌がらせ被害の体験者は、カウンセリングを受けた方がよいと思っています。
リンチに遭った人を、医者に見せない人はいません。
いじめ・嫌がらせはリンチですから、カウンセリングは必須だと思います。
それを踏まえた上で、カウンセリングでは不十分だと思っています。
なぜなら、カウンセリングでは心の傷は消えないからです。
多くのカウンセリングでは、過去の出来事を思い出すことが必要とされます。
人間の脳は反復される情報を、重要だと判断する性質があります。
つまり、カウンセリングを受ければ受けるほど、いじめ・嫌がらせ体験は重要なものとなります。
つまり、心の傷がどんどん忘れられなくなる可能性があるのです。
心の傷に影響を受けないようにするには、被害体験の重要度を下げることです。
そのために役立つのがゴール設定となります。
ゴールを設定し、それに邁進することで、自然とゴールに役立たないものの重要度は下がります。
今日、または明日一日だけでもよいので、「画家になる」と本気で思って、行動してみてください。
今まではまったく認識できなかったものが、認識できるようになります。
これは、脳内における重要度が変わったからです。
この脳の性質を利用することで、自然と、l被害体験の重要度を下げることができます。
それはつまり、被害体験が、自分にとって、完全に過去の出来事になるということです。
自分の大切なものに集中することで、大切でないものが見えなくなるわけです。
では、どうすれば被害体験が気にならなくなるようなゴールを設定できるのでしょうか。
それはまた別の機会に、お話することにします。
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