【理論編】
ゴールがあるから、問題が生まれます。
反対から言えば、問題があるということはゴールがあるということです。
学校の先生にとっての問題児とは、学校の先生のコントロール外にあるという意味です。
この場合のゴールはもちろん、生徒をコントロールすること、です。
生徒をコントロールしたいから、コントロールできない生徒は問題児となるのです。
いじめ・嫌がらせ被害体験が、自分にとって問題という場合も、同様です。
被害体験を問題としている、そのゴールは何でしょうか。
そのゴールは、あなたが設定したものでしょうか。
あなたが心から達成したいと思うゴールでしょうか。
それとも、社会が設定したものでしょうか。
【実践編】
1 いじめ・嫌がらせ体験が「問題」となるのは、どのようなゴールがあるからでしょうか。
例:「いじめ・嫌がらせ体験が原因で、私は人前で上手に話すことができない。私のゴールは、人前で上手に話すことである。」
2 そのゴールは、あなたが達成したいと思っているゴールでしょうか。
例:人前で話す機会は、ほとんどない。人前で上手に話したいとも思わない。
3 もし達成したゴールでなかったら、自分の達成したいと思うゴールを仮に掲げましょう。
例:いつも自分に自信を持っているようになる。