パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラ被害者こそ、アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)を学ぼう。

投稿日:

「言いたいことを言う」は、とても大切だと思っています。

だから、「言いたいことを言えばいい」という主張には大賛成です。

でも、「言いたいように言う」のはお勧めできません。「言いたいように言う」では、あなたが不利な立場に追い込まれるからです。

言いたいことを言いつつ、自分が不利にならない方法があって、それがアサーションなんですよ。

【1】伝え方1つで、結果が変わる

オンライン上では、初対面で、タメ口で話しかけてくる人がいるんです。

たとえば「パワハラって定義があるの?」とか、尋ねてくるんですね。

当然ですが、私は基本的には相手にしません。

これも当然ですが、伝え方1つで結果は変わるんです。

「○○ってどういう意味?」とかタメ口で聴かれても、「ググれ」としか思わないですね。

でも、たとえば「パワハラの定義について調べたのですが、いろいろとあってどれが正しい定義なのかが分かりません。大変お手数ですが、パワハラの定義について教えていただけないでしょうか?」と書いてあれば、回答する気持ちになる可能性はあります。

同じことを依頼していても、言葉遣い1つで結果は変わるわけです。

【2】目的達成に役立つ自己主張法を身に付ける

「言葉遣いは大切だよ」という意味ではなくて、「言葉も、目的達成のための手段の1つだよ」と言いたいんですね。

言葉の使い方が不適切なら、望む結果を得られなくなります。

だから、パワハラ被害に遭っている人には目的達成に役立つ自己主張法である、アサーションを身に付けてほしいんです。

【3】アサーションは技術

アサーションは技術なので、身に付けるには練習が必要です。

日々の練習を繰り返すことで、少しずつ見つけていくものです。

一朝一夕で身につくものではないです。

ただ、アサーションを練習する場面を見つけるのは簡単でもありません。

私は宅配便の業者、ガソリンスタンドの従業員、コンビニの従業員、タクシーの運転手、学校の先生などを相手に練習するんですが、それほどチャンスがあるわけでもありません。

だから私は、まずアサーティブな文章を書くことをお勧めしています。

その場で言うのはレベルが高いですが、文章なら推敲できるので比較簡単にできます。

【4】アサーティブな文章を書こう

パワハラ被害を訴えることを考えているなら、伝えたいことをまずはアサーションを使って文章にしましょう。

「下記パワハラについて、会社としての対応を求める。」というような言い方ではなくて、「下記のようなことがございましたので、ご対応のほどよろしくお願いいたします。」のように相手が受け取りやすい言葉を探しましょう。

自己主張をしっかりとしながらも、自分が不利にならない文章を作るんです。

【5】自己主張をする人ほど得をする

本当にバカらしいですが、自己主張が強い人ほど得をします。

だから自己主張はしてほしいんです。

ただ、自己主張の方法はこれまで通りの人格レベルを保ってほしい。行列に割り込みをするような人になってほしいわけじゃないんです。

嫌なことは嫌だというけれど、人格を保ったまま伝えられる人になってほしいんです。

そして、それは技術によって可能です。

だからアサーションをお勧めしています。

私は別にアサーションのトレーナーでもなんでもないですが、大切だからお伝えしてます。

【6】滅私する人は損をする

『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』という素晴らしい本があるのですが、この本でも「与える人」は損をすることが示されています。滅私してはいけないんです。

自分を犠牲にして人に与える人は、損をします。

でも、「与える人」であっても、自己利益をしっかりと確保する人は、長期的に得をするとも書いてあります。

やっぱり、自己主張は大切なんです。

【7】自己主張を行おう

アサーティブに自己主張を行いましょう。

まずはアサーティブな文章を書くことから、初めてみてください。

攻撃的になるのではなく、また受動的になるのでもなく、高い人格を保ったまま率直に伝える練習をしましょう。

自分が不利にならないような自己主張方法を身に付けましょう。

それがアサーションです。

練習は必要ですが、技術ですから誰でも身に付けられます。

コツコツと練習をしてください。

きっとこの技術が、あなたを救ってくれますよ。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

パワハラを放置する会社からは、今すぐ脱出しよう。

パワハラを受けて会社を辞めるのは、たしかに悔しい気持ちになるでしょう。 なぜ加害者が仕事を続けて、自分が辞めなければならないのかと、普通は思います。 しかし、そのような気持ちを持ちながら辞めて「辞めて …

no image

「パワハラは甘えだ」という人は、ただの勉強不足。

「パワハラは甘えだ。自分達の時代は当たり前だった」という人たちがいる。 過去はうさぎ跳びが当たり前だったけれど、今はそれが身体にとってよくないこととされている。 パワハラも同じで、それはよくないことだ …

no image

パワハラ被害者は”自分が悪いのではないか”と思うと、負のスパイラルになる。

パワハラ・職場いじめを受けているときに、”自分にも悪いところがある”と考え始めると、思考が負のスパイラルに入りやすいで、お勧めしません。 ”私はこのような扱いを受けるべき人ではない”と本気で思ってこそ …

理解されないなら、届ける相手を変える。

パワハラ・モラハラについて相談しても、 1つ1つの被害は小さなことに見えてしまいます。   そのため、なかなか理解・共感をしてもらえません。   ですが、情報を届ける範囲を広げれば …

no image

「脳と心」の使い方を応用して、仲間や味方をつくる

電子書籍『パワハラによる孤立から脱出する方法』に、5つ星レビューを頂きました。 http://amzn.to/2qh4IhP コーチングは、人間の「脳と心」の使い方を学ぶものです。 ですから、それを応 …

読者登録フォーム

【無料メルマガ】『パワハラを脱出する方法』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
2018年11月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

パワハラなんかに負けない。

あなたはパワハラなどに負けたりしません。

法律面・心理面・経済面の3側面を考慮に入れた、現実的な解決策を実行しましょう。

パワハラ問題の専門家による現実的な解決法は、こちら。

↑無料個別相談会へのリンク

カテゴリー