したいことをするためには、
したくないことをやめる努力が必要です。
したいことが見つからないのは、
したくないことをしているからです。
したくないことのために時間をとり、
労力を割き、お金を割いているからです。
Francesco Pierantoni via Compfight
【1】「したい」と同様に、「したくない」も尊重しよう
自分の「~したい」という気持ちは、
比較的、尊重しやすいものです。
私は、パワハラを受けていたとき、
もっと自分の価値を認めてくれるところで
働きたいと思っていました。
しかし、「~したくない」という気持ちは、
あまり尊重されない場合があります。
たとえば、「働きたくない」と思っていても、
ほとんどの人は、その気持ちを尊重しようとは
思わないはずです。
しかし、「~したくない」も感情の1つです。
「~したい」という気持ちと、「~したくない」という気持ちに、
優劣はありません。
どちらも、大切な本音なのです。
【2】「~したくない」から、考える。
もしあなたが、パワハラ・職場モラハラの被害を受けていて、
「会社に行きたくない」なら、その気持ちを尊重しましょう。
しかし、それだけでは足りません。
しないことによる不都合を、なくすための努力が必要です。
つまり、やりたくないことをやらないための努力が
必要となるのです。
つまりは、会社を辞めるための努力ということになるでしょう。
【3】「したくない」を減らすための、「したいこと」を探す
「したくないこと」を減らすために、
代わりの「したくないこと」を増やしてはなりません。
会社を辞めたいからと言って、
自分がしたくもないバイトをする必要はありません。
自分がしたいことを組み合わせて、
したくないことを止められないかを考えるのです。
したくないことを減らしつつ、
したいことを増やすことを考えるのです。
【4】起業をしたからといって、売り込みが必要ではない。
世の中には、ビジネスを
ゲーム感覚で楽しめる人達がいます。
クライアントを、
ターゲットと呼んで、はばからない人がいます。
クライアントを、
人ではなく、顧客名簿の名前としか、
みていない人もたくさん知っています。
こういう人は、本当にすごいなと思います。
友人のAさんの「Facebookはやるな」という商品を紹介して、
その1週間後にはBさんの「Facebook集客が簡単になる方法」を紹介しています。
私には、そんなことはできません。
やったほうがよいのでしょうが、やると心が辛くなるから、
結局は続かないのです。
でも、起業したからといって、
そういったビジネスゲームに参加する必要はないと
気付いてから楽になりました。
興味もないものを紹介したりはないので、
やらないで同じような効果を得る方法を探して、
実践し始めてから、気持ちも楽になりました。
起業したからといって、セールスが必要とは限りません。
マーケティングをしっかりとして、
きちんとお互いに向き合うことができれば、
セールスしなくてもご依頼いただけます。
ここから、行動を邪魔するものがなくなったので、
どんどん行動が起こせるようになり、
好循環が生まれ始めました。
【5】「したくない」を実現する方法を探そう
「~したい」けれど、「~したくない」なら、
その両方を同時に満たす方法を、考えましょう。
「しなければならない」はありません。
必ず、「したい」と「したくない」を、
両立できる方法があります。
そこが頭の使いどころです。
「したくない」があなたの足を引っ張っています。
ですから、その「したくない」も満たす方法も、
一緒に探してあげましょう。
「したくないこと」をせずに済む方法を見つけたとき、
あなたの足かせがとれて、好循環が起き始めます。
「したくないこと」をやめる努力を、してみましょう。