パワハラ被害から脱出する方法の1つに、副業・起業があります。
ただし、パワハラに遭っている中での起業には、通常の起業と大きく違う点があります。
それは、精神状態です。
【1】闘争・逃走モード
パワハラ被害に遭っているとき、あなたは「闘争・逃走」状態にあります。
これは、簡単に言えば緊急対応モードです。
頭よりも体を使うためのモードと言えるでしょう。
交感神経優位状態であり、呼吸が早くなり、汗なども書きます。
いわば緊張している状態であり、IQも下がっています。
起業には、長期的な視野が必要です。
ですから、この状態はふさわしくない心理状態と言えるでしょう。
【2】長期的な視野を回復する
ですから、まずはこの「闘争・逃走モード」から回復しなければなりません。
そのためには、リラックスをすることが大切です。
「休止・計画モード」という頭を使うモードに切り替えるのです。
「休止・計画モード」は、副交感神経優位状態です。
リラックスして、長期的な計画を立てるためのモードです。
前頭前野が、大脳辺縁系よりも、優位な状態とも言えます。
【3】深呼吸をして、リラックスを心掛ける
では、どうすればリラックス状態を、取り戻せるでしょうか。
もっとも簡単で、確実な方法は、呼吸を整えることです。
心理学的な実験により、1分間に4~6回の呼吸にすると、脳が「休止・計画モード」に入ることが分かっています。
つまり、リラックスできるのです。
1分間に4~6回ですから、一呼吸が10~15秒。
5秒吸って5秒吐く、または7秒吸って7秒吐く、のような深呼吸となります。
起業を始めるとき、長期的な視野を持つことは必須です。
しかし、そのためには、まず脳をそのようなモードにする必要があります。
そのモードにするために、誰でもできる特効薬が、深呼吸なのです。
とても簡単でありながら、効果的な方法です。
起業について、じっくりと考えたいときは、まず深呼吸をして脳のモードを整えましょう。
それから、社会に自分がどのように貢献できるのかを、じっくりと考えましょう。