理性的になっているときに、感情的になることはできません。ですから、恐怖心を抑えたいときは、理性を働かせるのが一番良いのです。ゴール達成にその感情が役に立つかどうかを考えれば、ゴールを基準として、理性的に、感情を評価することができます。https://t.co/87SuJyBNw0
— 臆病者のための『挑戦する技術』 (@artof_challenge) 2016, 1月 16
【理論編】
理性と感情は、両立しません。
心理学的に言えば、「闘争・逃走モード」と「停止・計画モード」は両立しません。
どちらか一方だけが選ばれます。
トラウマは、この分類でいえば、
「闘争・逃走モード」に陥らせる記憶ということです。
自動的に、強い情動が生じ、
「闘争・逃走モード」に入るようにシステム化されてしまっているわけです。
では、このシステムを崩して、「闘争・逃走モード」に入らないようにすればいい。
つまり、「停止・計画モード」という理性優位の状態を、保ち続けるようにすればよいわけです。
これを一連の手順としたものが、いわゆる暴露法と呼ばれる方法論です。
理性的でいられる状況をつくり、少しずつ慣れていくわけです。
しかし、わざわざその状況に近づかなくてもよいのです。
常にゴール達成に役立つかどうかを判断するようにしていると、
無意識が自然とその思考をし続けるようになります。
毎日、自分に「赤いものは何か?」と問いかける練習をしてみてください。
すると、そのうち、問いかけなくても赤いものが自然と見えてくるようになります。
人間の脳は、簡単に思考回路を作るようになるのです。
ですから、毎日、ゴールから判断する練習をすれば、
トラウマが生じたときも、自然とゴールとの関連性を考え、
理性を働かせるようになるわけです。
【実践編】
1 毎日、1回だけ、「これは、ゴールと関連があるか」と自問する時間を取りましょう。
2 3週間ぐらいつづけて、自分の変化に注目しましょう。