最初に断わっておきますが、私達コーチは、クライアントの話を外部に漏らすことはありません。
これからお話しすることすべては、事前に公開することを了承いただいたものだけです。
しかし、それでは個人が特定されることもあるため、事実の中で、個人の特定に関係ありそうなものは、省略したり、一部を変更したりしています。
そのクライアントは、うつ病を患っていました。
私のところにくるクライアントには、よくあることです。
しかし、私の仕事は治療ではありません。
適切な心の使い方を、身に付けていただくことです。
【1】職場いじめが原因でうつになった
職場いじめに遭い、うつ病になり、仕事を休職していたけれど、復職しなければならなくなった。
そこでうつ症状がひどくなった。
そうしたときに、私のサイトを観て、「この人と話をしたい」と思ってくだささったそうです。
それで、セッションをすることになったのですが、最初は、会社に行きたくない、でもお金や周囲のためにも行かざるを得ない、とおっしゃっていました。
「なんでもないときに涙が出てきてしまう」、「マズい状態だと思う」と、泣きながらおっしゃっていました。
【2】コーチとして観察するもの
ただ、私が注意していたのは、話の内容ではありません。
その人の本当に達成したいゴールは何か、とその人の現時点でのマインドの使い方です。
それを踏まえて、セッションを行った結果、たった3回のセッションで会社を辞めて、新しい仕事を始めるようになり、暴力的な恋人と別れ、嫌なことはしっかりと断るようになり、無理をせずに元気でいられるようになりました。
【3】コーチが要らなくなるとき
最近では、私が「調子はどうですか?」とメールをしても、
「大丈夫ですよ~」ぐらいの情報しか返ってきません。
コーチが本当に不要になると、こうなります。
実際に、うつ病の方と一緒にいる方はわかると思うのですが、たった3時間で、元気になるなんて、普通はまずありません。
もちろん、しっかりと治療を受けていらっしゃる上でのことですが、心の使い方が身につくと、こういう変化も普通に起こります。
コーチングの目的は治療ではないので、治療目的の依頼は受けることはできません。
しかし、そこまで追い詰められた人でも、今は前向きに、楽しく、そして何より無理せずに、元気に生活をされていると知っていただくと、きっとあなたも、ほっとされるのではないでしょうか。
この方は、私の提供するプログラムの一部だけを受けられました。
具体的にいうと、心理面のプログラムの第一段階で、この状態です。
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私の提供しているプログラムの全体像が書かれています。