パワハラからの独立・起業では、スピードが大切となります。
そのため、3つのことが大切となります。
- 商品は低粗利、サービスは高粗利のものとする。
- サービスの顧客数は少なくする。
- 販売する商品・サービスは、クライアントに馴染みのあるものとする。
上記、3つについて簡単に説明します。
【1】「商品」と「サービス」を分けて考える
「商品」と「サービス」は明確に分けて考える必要があります。
「商品」とは価値提供に時間を必要としないものです。有料電子書籍、有料動画プログラムなどがこれに該当します。価値が「モノ」にあるものと言ってよいでしょう。
一方で「サービス」は価値提供に時間を必須とするものです。カウンセリング、コーチング、コンサルティングなどが典型です。価値が「ヒト」にあるものです。
実際には「商品」の提供にも、時間が掛かります。しかし、「商品」の本質的な価値は「モノ」にあるため、自動化が可能なのです。
一方で「サービス」は「ヒト」が提供することに価値があるため、自動化することができません。
【2】「低粗利商品」と「高粗利サービス」を用意する
「商品」の販売は完全に自動化が可能です。有料電子書籍は一度完成すれば、Amazonで完全自動で販売をすることができます。あなたが寝ていても、Amazonが有料書籍を販売してくれます。
そのため「商品」は低価格で販売しても、何も問題はありません。
一方、「サービス」の完全自動化はできません。サービスの提供には必ず労力・時間が必要です。
パワハラを受けている状態で副業・起業をする場合、心身に余裕がありません。サービスに費やすことができる時間に限りがあります。
多くの人にサービスを提供する余裕がないのです。
サービスの顧客数は少なくせざるを得ません。
顧客数が少ないのですから、サービスは高粗利にせざるを得ません。
価値提供に時間・労力が不要な「商品」は低価格で販売し、価値提供に時間・労力が必須の「サービス」は高価格で販売するのが基本となります。
【3】高付加価値のサービスを作る
それはつまり、高い付加価値を持つサービスであるということです。
そこで大切となってくるのが、情報的な価値を高めること、です。
100円で5本のボールペンも、1本10,000円のボールペンも、機能は同じです。
ですが値段に差がつくのは、情報的な価値がついているからです。
この情報的な価値を、バーチャル・バリューと言います。
このバーチャル・バリューをいかに高めるかが、高粗利商品・サービスのポイントとなります。
【4】商品・サービス自体は、馴染みのあるものとする
カウンセリング・コーチング・コンサルティングという3つある場合、一番販売しやすいものは何でしょうか?
もちろん1位は、カウンセリング。次にコンサルティング。最後にコーチングです。
これは、商品・サービスのカテゴリーそのものへの馴染みの深さと関係しています。
もちろん、馴染みの度合いは、人それぞれ違います。
たとえば、外資系経験者は、コンサルティングは馴染みがあるかもしれません。
また、自己啓発の書籍を読む人は、コーチングに馴染みがあるかもしれません。
しかし、一般の人を対象とする場合、コーチングはまだまだ馴染みがありません。
馴染のない商品・サービスは、そもそもが関心を持たれることが少なく、さらに関心を持った後も購入までには時間が掛かります。
ですから、スピード起業には向きません。
【5】少数の人々にとって、馴染があり、価値のあるサービス
つまり、ある一定の人々にとって、馴染みがあり、高い価値があるサービスを作らなくてはなりません。
たとえば、私が提供する「コーチング」というものがそれです。
また、「コーチ養成講座」、「副業・起業プログラム」もそうです。
これは、関心を持つ人は少ないですが、関心を持つ人にとっては馴染みがある商品・サービスであり、かつ他にはない高付加価値なものなのです。
このようなサービスを見つけなければ、独立・起業は難しいと言わざるを得ません。
ですから、上記3つについてしっかりと考えてみてください。
パワハラ脱出 副業・起業プログラム