私はパワハラ被害者には、とりあえず被害メモをとってほしいとお願いしています。
そしてできれば、その場ですぐにメモ帳を取り出して、すぐにメモを取ってほしいと思っています。
被害メモは次の2つの効果があるからです。
- 証拠になる。
- 防御になる。
相手の言動をできるだけ正確に、メモしてあげましょう。それがすべてパワハラの証拠となります。
パワハラ加害者が、自称「指導」をしてきているのですから、あなたはそれをメモ記録に残してあげればよいのです。
実際に行ってみると分かりますが、メモ帳を持っている相手に対してパワハラ行為を続けられる人はいません。
あなたがパワハラ行為をメモしても、相手がパワハラ行為を止めないとしたら、その人は本気でそれを指導だと思っている可能性はあります。
しかし、その場合でもメモ帳を持っているほうが「指導」は短時間で終わります。
「その場でメモを取る」というのは、とても簡単でありながら証拠集めにもなり、パワハラ行為をストップさせることにもつながります。つまり、防御となるのです。
ですから、これは絶対におこなってほしいことの1つです。
普段の仕事から、メモ帳を取り出して、メモするようにしておきましょう。
そうしておくことで、メモする行為を自然に見せることができます。
ときどき「いつまでメモしてるんだ!」と怒る無能な上司がいるようですが、それは「もうしわけありません。」と一言だけ答えておけば大丈夫です。
私なら、メモしなくても済むように用意をしておくのですが、その上司はそういう頭が働かないかわいそうな人なのでしょう。
もし「何をメモしているんだ」と言われても、「おっしゃったことを忘れないようにメモしました」とだけ言えばよいのです。そして、メモを見せるように言われたら「プライベートなことも書いてあるので、すみません。」と言いましょう。
その場でメモを取る行為は、証拠づくりにも役立ちますし、パワハラ行為をストップさせることにも役立ちます。
ですから、絶対に行っておきましょう。