「パワハラを受けているので辞めたいが、同僚のことを考えると辞められない」という心優しい方がいらっしゃります。
そのお考えは、すばらしいことだと思います。
ですから、そういう場合は、その同僚の方に「辞めたい」と打ち明けるのがお勧めです。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) April 26, 2018
パワハラ相談者の中には、心優しい方が多いです。
”自分がパワハラを受けていて、辞めたい。しかし、自分が辞めると同僚が困るので、辞められない。”とおっしゃる方もいます。
そのような場合、私はその同僚の方に”辞めたい”と打ち明けることをお勧めしています。
「辞めたい」と打ち明けておくことで、同僚にはそれに備える時間ができるからです。
【1】パワハラ被害者には、優しい方が多い
パワハラ被害者は、自分が被害に遭っている方にも関わらず、他人を思いやる優しさをお持ちです。
「もう耐えられない」と思っていながらも、自分が辞めると同僚にしわ寄せが行くことを気にして辞められないのです。
しかし、それがために、加害者が自分を傷つけることを、許してしまっています。
この状況から抜け出すための第一歩は、その同僚達に辞めたいと打ち明けることです。
【2】打ち明けることが布石になる
あなたが同僚に辞めたいと打ち明けることは、同僚達に対する布石となります。
パワハラを受けていて、「辞めたい」と言っていた人が辞めることに対して、責める人はいません。
「辞めたい」というそぶりを見せずに、急に辞められるほうが同僚の方々は困るのです。
ですから、「辞めたい」と事前に打ち明けておくことは、とても大事なことです。
そして、もし相談にも乗ってくれそうでしたら、相談に乗ってもらうのがよいでしょう。
【3】同僚も「辞めたい」と思っている
大抵の場合、その同僚も「辞めたい」と思っています。
しかし、あなたと同じ考えで辞めることができないのです。
ですから、あなたが「辞めたい」と明確に打ち明けることで、同僚も救われます。
また、自分が辞めることに向けて動き出すこともしやすくなります。
あなたが「辞めたい」ということは、同僚のためでもあるのです。
「辞めたい」と打ち明けることは、強い恐怖を感じることです。
ですが、あなたならできますから、どうか一歩踏み出してみてください。
その一歩が、大きなきっかけとなることは保証します。