パワハラを受けていると、自己肯定感は下がりがちです。
自分は役立たずなのではないかと、
思い込んでしまうのが普通でしょう。
しかし、それは8割以上は、思い込みにすぎません。
【1】5%の非は認めよう。
もしかしたら、あなたには、
本当に練習不足や、知識不足などがあるかもしれません。
もしそうなら、あなたはもちろん、
自己改善に向けての行動を起こしてほしいと思います。
自分が改善できることについて、
あなたが改善したいと思うのであれば、
ぜひ改善に向けての行動を行ってください。
しかし、あなたが自分ができることをしているのに、
状況が改善しないとしたら、
それはあなたの責任ではないのです。
【2】本当にあなたの責任か?
私はもともとプロ家庭教師です。
人の育成を専門としていました。
その後、医療法人の理事として、
スタッフの育成にも注力していました。
だからこそ思うのですが、
部下が育たないとしたら、それは上司の責任です。
もちろん、あなたが”すべて上司の責任だ”というのは、
違うとは思います。
しかし、あなたは上司の責任についてまで、
責任を負わされる必要はない。
上司の指導が下手なせいで、
あなたが自己肯定感を下げる必要はないのです。
【3】指導者が無能なだけ
パワハラを放置したり、
パワハラをしたりするような上司がいたら、
その上司が無能なだけです。
指導とパワハラは明確に異なります。
ベクトルが正反対ですから、
パワハラが指導になることはありません。
自分には価値がある、
自分にはできるという感覚を強めるのが「指導」です。
パワハラは自分には価値がない、
自分にはできないと思わせるものです。
このような基本的な違いも分かっていないのだから、
指導者として未熟すぎると言わざるを得ません。
ですから、あなたは、
自己肯定感を下げる必要はまったくありません。
最初は、”上司が未熟なんだ”と思うようにしてください。
そして、心が比較的回復してきたら、
”この上司も、小さな権力を守ろうと必死なんだな”と憐みをもってあげてください。
いずれにしても、あなたは自分を卑下する必要はありません。
自分で自分を責めないでくださいね。