会社を辞められないというご相談で、よくあるのが「後任がいないから、退職は許可できない。」というものです。
そして、「後任を見つけてこい」というんですね。
これを聞くと本当に腹が立つのですが、後任を見つけるのは、会社の仕事です。
これから自分が退職する会社に、自分の知人を紹介する人がいるわけないですよね。
普通の頭を持っていたら、分かるはずです。
【1】労働者は比較的自由に、法律的、適法に退職ができる
細かいことは、ステップメールの無料特典に書いてあるので、そちらをご覧いただきたいのですが、法律上も、比較的自由に、労働者は退職ができます。
言い換えると、会社の許可などなくても、適法に、退職できます。
適法に退職できるわけですから、それで損害賠償請求をされることも、普通はない。
下記の厚労省出しているPDFもご覧いただくとよいでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000081187.pdf
【2】後任を見つけるのは会社の責任
後任が見つからないとしたら、それは、会社の責任です。
そもそも会社には採用の自由があります。労働者には採用の自由はありません。
会社のみが、誰を採用するかを決めることができるのです。
採用する自由がある以上、採用が不足する場合の責任も会社にあります。
【3】辞められるのが嫌なら、会社が改善に向けて動けばいいだけ
会社を辞めてほしくないなら、職場環境の改善なり、勤務条件をよくするなど、会社側が改善をすればよいだけです。
それをせずに、さらにあなたに後任を求めるとしたら、会社は自分達の責任を放棄して、わがままを言っているだけです。
【4】退職準備を進めよう
ですから、「後任を見つけてこい」なんて言われても、気にせずに、退職準備を進めていきましょう。
後任を見つけるべきは、会社です。
それは、あなたの仕事ではありません。