LUB(エル・ユー・ビー)という概念があります。
リースト・アッパー・バウンドの略です。
この概念を使うことで、「いい人」のままでもハッピーに過ごしやすくなります。
私が「いい人」に身に付けてほしい技術はたった1つ。
自分と、誰かのゴールの最小公倍数を見つける技術だけです。
つまり、自分のゴールと、誰かのゴールの中で、もっとも具体的な共通点を見つけることです。
これができると、誰かのためと、自分のためを自然に結び付けられるようになります。— パワハラ解決!法律家&コーチ 三國雅洋 (@artof_challenge) 2016年12月6日
【1】LUBとは何か?
ツイートの中で、最小公倍数と言っているのがLUBです。
下の図をご覧いただくと、わかりやすいかもしれません。
写真に映っている「犬」は、それぞれ違う犬種です。
しかし、それらは「犬」という概念部分は共通しています。
右側3つの写真は、「建物」という概念部分が共通しています。
「犬」は「有体物」に含まれていますが、
犬の写真のLUBは、ここでは「犬」です。
「有体物」には、「建物」も含まれており、他の概念が含まれるため「LUB」とはなりません。
言い換えれば、”それらにだけ共通するもの”がLUBです。
【2】自分と相手のゴールのLUBを探す
では、このLUBが、どのように役立つかですね。
これは、「いい人」が損をしないようにするために、役立つのです。
「いい人」が社会的に損をしやすいのは、
「他人の利益」を「自分の利益」よりも優先しすぎるからです。
たとえば、会社勤めをされている人なら、
上司や同僚の都合に合わせすぎること。
社会貢献活動をしているなら、自分を犠牲にしすぎること。
自営業なら、顧客の要求に合わせすぎること。
これらが、「いい人」が損をする理由です。
このような「いい人症候群」から逃れるために、
役立つのがLUBを取ること。
「相手のためになること」と「自分のためになること」のうち、
もっとも具体的な共通点は何かを考えることです。
【3】LUBを探す
たとえば、あなたがいつも
誰かの悩みを聞いてあげているとします。
しかし、本当は自分の時間を取りたいと思っている。
ただ、悩みを聞いてあげることで感謝されることも嬉しい。
相手のゴールは、悩みを解決することです。
そしてあなたのゴールは、自分の時間を取りつつ、貢献感を得ることです。
では、「悩みを解決したい」と「自分の時間を取りたい」、「貢献感を得る」のLUBは
何でしょうか。
つまり、あなたが自分の時間を取りつつ、
相手の悩みを解決に役立つ方法を探すのです。
たとえば、その問題を解決できそうな人を紹介するという方法があります。
他にも、相談時間を先に決めておくという手も考えられるでしょう。
おすすめの本を紹介してもよいかもしれませんし、
ウェブサイトや動画を紹介してもよいかもしれません。
これらは、「相手に役立つ情報を提供する」と言う風に
まとめあげてもよいかもしれません。
あなたはこれらの行為により、自分の時間を取りつつ貢献感を得ることができ、
相手は悩みを解決することができるようになります。
【4】できるかぎり妥協をしない
妥協は解決策ではありません。
妥協は問題の先送りです。
複数の対立的な状況をイメージして、
それらが重なり合う状況を探すこと。
それが妥協をしない解決策を探すことにつながります。
対立的なゴールを一気に満たすような方法を
探し続けましょう。
もちろん、これを考えるのは大変です。
ですから、もしそのような気力がないときは、
私のような専門家に頼ってください。
専門家なら、
あなたの望みを全部満たすような方法を、
きっと一生懸命に考えてくれるはずです。
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