加害者は「ハラスメント」を知らないはずがなかった。その上で、「パワハラ・セクハラには当たらない」と言った。

三重県松阪市職員が、

ハラスメント行為で処分を受けました。

 

しかし、《市は関係者から話を聞き取った上で処分を決めたが、

課長級職員は「パワハラ、セクハラには当たらない」として、

不適切な行為と認めていないという。》

男性部下にはパワハラ、女性部下にはセクハラ…松阪市、55歳課長級職員を停職、降任
三重県松阪市は27日、環境生活部の課長級男性職員(55)が、部下にパワハラ、セクハラ行為を繰り返したとして停職3カ月、主幹級への降任処分にしたと発表した。上司の…

スポンサードサーチ

【1】加害者の思考回路

誰でも、自分が間違っているとは思っていません。

自分に非があるとは思っていません。

 

たとえ、それが客観的にハラスメントだと認定されても、です。

これが加害者の一般的な思考回路です。

 

被害者の人は、「自分が悪いのではないか」と思っていることが多く、

加害者は「お前が悪いんだよ」と確信しているのですから、

世の中、狂っていますね。

 

【2】パワハラの処分は、だいたい軽い

加害者は、一人を休職に追い込んでいるだけでなくて、

複数人にパワハラをしていますし、セクハラもしています。

それで休職3ヶ月+降格です。

 

福島県立医大の女医も、

複数人にパワハラ行為を、

4年以上パワハラ行為をしていましたが、

同じく停職3ヶ月です。

パワハラ:「私に従いなさい」女医を処分 上司も中傷 – 毎日新聞
 福島県立医大(福島市)は12日、上司の教授や看護師らに暴言などのハラスメント(嫌がらせ)を繰り返したとして、40代の女性医師を停職3カ月の懲戒処分にした。女性医師は助言や指導にあたると主張し、「嫌がらせではない」と否定しているという。先月末から体調不良を理由に休暇を取っている。県立医大の懲戒処分は、今年度に入り3件目になる。

 

ちなみに、この女医も「嫌がらせではない」と否定しています。

 

それでも、加害者への罰則は、まだまだ軽いのが一般的だということです。

 

【3】ハラスメント行為を放置すると、エスカレートする。

上記2つの事件に共通するのは、次の3点です。

  1. 複数人がハラスメント行為を受けていた。
  2. ハラスメント行為が、8か月以上継続していた。
  3. ハラスメント認定されても、加害者は”ハラスメントではない”と、主張している。

 

ハラスメント行為というのは、組織にとってもありがたいものではありません。

学校がいじめを隠すのと同じで、隠したほうが無難なのです。

 

行動経済学の実験でも実証されていますが、

人間はそもそもリスクを取ることを好みません。

 

問題が起きる兆候を発見しても、

それを無視してしまうののが人間です。

 

被害者から、明確に

「ハラスメントを受けた」と主張されない限り、

それをハラスメントだとは捉えないのが、

組織の人間です。

 

そうすると、加害者はたいてい、調子に乗ります。

自分の行為はハラスメントではなくて、

同意を得ているのだと

勘違いするのです。

 

【4】エスカレートさせるのも、1つの手

被害を受けている側としても、

将来のことを考えると、

なかなかハラスメントだとは主張しにくくなります。

 

すると、どんどん加害者の行動はエスレートしていきます。

 

ですが、エスカレートするのは、

実は悪いことではありません。

むしろ、エスカレートさせるのも1つの手です。

 

ハラスメント行為が恐ろしいのは、

少しずつエスカレートしていくこと。

少しずつだからこそ、

声を上げるタイミングがわからなくなるのです。

 

【5】火に油を注げばいい

一度、「それはパワハラです」と冷静に指摘してみてください。

きっと加害者の行為は、エスカレートするでしょう。

自分が正しいことを必死にアピールするようになります。

 

そのときがチャンスです。

 

怒りに燃えている人ほど、

ボロが出やすい人はいません。

 

そのときに、冷静に、紳士的に、

録音をしてください。

 

あなたが正当であり、

相手が不当であることを、

はっきりさせる証拠を作るのです。

 

【6】自分の正当性だけは守る

加害者に対して、嫌味を言ったり、

暴言を吐いたりしてはいけません。

あなたは、どこまで行っても正当性を守りましょう。

 

なぜかといえば、

それがあなたの自己肯定感につながるからです。

 

あなたは、正当な手段で、報復をすればいい。

 

あなたは、相手に対して、正当な主張をする。

それによってエスカレートさせて、

一気に闘いへと持ち込んでしまうのです。

 

そうすれば、パワハラは短期間で解決でき、

あなたの心身への影響も少なくて済みます。

 

もちろん、そのためにはかなりの勇気が必要です。

しかし、ただ耐えるよりは、よほどよい作戦です。

 

なぜなら、加害者は、狙いやすい相手を狙うから。

つまり、あなたが戦闘態勢に入ることで、

あなたはターゲットから外れる可能性が高いのです。

 

【7】仲間を作る

もし他の人がターゲットになったら、

あなたが一緒になって助けてあげればいい。

そうすれば、その人を仲間にできます。

 

ハラスメント対策で仲間がいることは大切です。

精神的に支え合えることも重要ですし、

証拠の面でも重要です。

複数人の証言があることで信ぴょう性が出るのです。

 

ですから、あえて戦闘態勢に持ち込んで、

自分をターゲットから外し、

仲間をつくるというのは、

作戦としてはありです。

 

ただ、これを意図的に行うのは

あなたの良心が許さないでしょう。

ですから、この仲間作戦は、

パワハラ行為がストップしなかった場合の

最終手段として考えておいてください。

 

いずれにしても、大切なことは、

加害者に対して遠慮なんていらないということ。

 

ハラスメント認定されても反省しないような人達です。

あなたが「自分が悪いのではないか」と思うような日々を、

過ごしているのは、あまりにももったいないことです。

 

怒りを、冷静に、行動に移していきましょう。

あなたなら、絶対、克服できます。

ですから、いっしょに動いていきましょう。

【無料メルマガ】『パワハラ被害者を助けたい!』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 姓  名 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
ボタンを押してシェアShare on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

三國 雅洋 について

パワハラ問題解決の専門家 行政書士・プロフェッショナルコーチ・元医療法人理事 法律・心理・経済の専門知識を使って、パワハラ問題を総合解決へと導く日本唯一の専門家
カテゴリー: 職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。