パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

経営者として、組織内のパワハラ風土をなくすためにするべきこと

投稿日:

パワハラの加害者が複数人いる場合、1対1に持ち込むのが基本です。

そして、もっとも加害行為を止めさせやすい人から取り組むのが基本です。

パワーゲームですから、削りやすいところから確実に削るのです。

【1】「人数」というパワーを削る

加害者が複数になった場合、そこには「人数」というパワーが生まれます。

SNSで炎上するときも、その背景には「人数」というパワーの存在があります。言い換えると、自分は反撃を受けないという安心があるからこそ、他人を攻撃するのです。

パワハラをしている加害者グループも、同じです。被害者から反撃はされないし、会社からもお咎めは受けないという安心感がどこかにあるのです。

この思い込みは、「人数」というパワーから生まれます。

ですから、「人数」というパワーを削るのです。

【2】1対1に持ち込む

複数人を相手にする場合は、1対1に持ち込むのが基本です。

相手が複数人だからといって、複数人を一度に相手にしてはいけません。加害者グループを一度に指導してはいけません。

まずは1人を選び、その1人にパワハラ行為をさせないようにするのです。

そして、その1人がパワハラをしなくなったら、次の相手に取り組むのです。

1人ずつ確実に削っていくようにするのです。

【3】削りやすい相手から削る

複数人でパワハラをしている場合、その中には確実に”腰ぎんちゃく”がいます。

簡単に言えば、自分の信念ではなくて、周囲に流されてそれをしている人です。

そういう人は、もっともパワハラ行為を止めさせやすいので、まずはその人を削ります。

もっとも説得しやすい相手から、説得をしていきます。

【4】やすり攻めで責める

オセロでやすり攻めと呼ばれる手法があります。

これは、”絶対にひっくり返されない石を、少しずつ増やしていく”という方法です。

これは組織内のパワハラ対策にも使えます。つまり、パワハラをしない人を1人1人確実に増やしていくのです。

躊躇半端に全体に指導を繰り返すよりも、1対1で確実に減らしていくのです。

「人数」を相手にする場合は、1対1で確実に1人ずつが基本となります。

もちろん、トップからのメッセージや、ポスターの掲示なども大切ですが、複数人相手の場合は1対1に持ち込むのが基本ですので、これをどうか忘れないでください。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

パワハラにより休職し、復職が怖い場合の対処法

パワハラにより休職し、復職が怖い。 しかも、転職ができない。   そうなると、方向性としては2つしかありません。 1 職場環境を改善させる 2 副業・起業をする。   冷静に状況を …

no image

パワハラに対抗する小さな一歩が、置き石となる。

パワハラ行為に対抗するために、 あなたが今できることを、 全部、同時に実行してみましょう。 あなたが、行動に落とし込めば落とし込むほど、 取りうる手段が増えていきます。   【1】会社の上司 …

no image

パワハラで会社を辞めたいと思うのは、「甘え」なのか。

パワハラを受けて、 辞めたいと思うことは当然です。 そして、それは甘えではありません。   むしろ、「辞めたい」と思いながらも、 何も行動を起こさない方が、 現状に甘えているのではないのでし …

no image

『パワハラを脱出するための『全部同時実行の原則』』を電子出版しました。

kindleで、新しい電子書籍を出版しました。 『パワハラを脱出するための『全部同時実行の原則』』という本です。 パワハラは、動き続ける人が助かります。 本書では効果的な動き方について、書きました。 …

no image

パワハラとして労働条件を一方的に不利益変更してくる会社への対抗方法

無料個別相談会のリンクです。 ⇒パラハラから脱出する現実的な解決策を知りたい方は、こちら   パワハラ被害者の中には、一方的に通知されている方が一定割合でいらっしゃいます。給与を減らされたり …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。