【理論編】
好きなことというのは、無駄だと思えることが多いものです。
ルービックキューブがどれだけ早く解けても、
ほぼ無意味です。(世界一、日本一になれば別でしょうが。)
それでも、心理に与える影響は、とてつもなく大きい。
【1】好きなことをすることで、自分を取り戻せる。
好きなことをすること以上の、カウンセリングはありません。
好きなことをすることで、自分らしさを取り戻せるのです。
それをすることによって、元気になることです。
つまりは、遊びです。
結果ではなくて、すること自体が報酬となっているのです。
この意味で、好きなことをすることは無駄なことではありません。
【3】拡大―形成仮説
また、「拡大-形成仮説」によれば、
人間はポジティブ感情によって、
自分の資源を増やすのではないか、と言われています。
つまり、一見無駄だと思えることでも、
それは将来に備えた資源を集めることに
つながっている可能性があるのです。
ですから、好きなことをするときは、
気兼ねなく思いっきり没頭しましょう。
それが無駄なことではなく、
将来への投資だと思えばいいのです。
【実践編】
1 「好きなことをするのは投資」または「セルフカウンセリング」と考えて、
好きなことをしましょう。
例:詰将棋は、論理的思考を鍛えるための投資だと思って、思いっきり詰将棋を楽しむ。
2 好きなことをしたことで、自分の資源となっているものを書き出してみましょう。
例:心理学を趣味で勉強し続けたことで、初対面の人とも信頼関係を築きやすくなっている。