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退職できないジレンマを解消する。

パワハラの解決法がないのではなく、実行できないだけ。

投稿日:2016年8月27日 更新日:

パワハラ問題の解決法は、たくさんあります。

しかし、心理的なブレーキのため、それを実行できないのです。

解決策は物理的には実行可能なのですが、心理的に実行できないのです。

 

【1】パワハラ問題の解決法

パワハラ問題の解決法は、たくさんあります。

・被害メモを取る。

・ボイスレコーダーで録音する。

・証拠を持って上司に相談する。

・証拠を持って、社内のパワハラ相談窓口に相談する。

・証拠を持って、労働局に相談に行く。

・証拠を持って、人権擁護委員会に相談に行く。

・医師に診断書を書いてもらう。

・診断書を持って、警察に相談に行く。

・外部の相談機関に相談したという証拠を持って、上司や内部の相談機関に、再度相談に行く。

 

他にも、いろいろな方法があります。

しかし、それを実行できないのです。

 

【2】リスクと心理的ハードルは別物

たしかに、法的手段には、かなりのリスクがあります。

しかし、上司に相談するのはそれほどリスクがあることでしょうか?

 

もしくは、一方的に攻撃されているのを我慢するのではなくて、

数回に1回は反撃していくようにすることは、

それほどリスクがあることでしょうか?

 

グループで無視してくるなら、

そのグループの中の一番弱い人に対して、

「なぜ無視するんですか?」と聞くのは、

それほどリスクがあることでしょうか?

 

リスクではなくて、心理的なハードルが高いだけです。

リスクと心理的なハードルは別物です。

 

【3】心理的ハードルを飛び越えるための練習

 

では何をすべきかと言えば、

自分のメンタルをコントロールする練習です。

 

物理的に実行可能な行動であるのに、

実行できないとしたら、それはメンタルコントロールの練習をすればいい。

別の方法を探す必要なんてありません。

 

リスクを計算した結果、

ある行動をとらないなら、問題はないのです。

しかし、リスクはないか、許容できるリスクなんだけれど、

実行できないとしたら、それは心理面の練習で解決すべき問題です。

 

心理的なハードルを超えるための練習をしましょう。

コーチングという技術について、それは現代では可能になりました。

セルフ・コーチングを身に付けて、心のハードルを飛び越えてください。

 

それが、パワハラ問題解決に大きくつながります。

 

-退職できないジレンマを解消する。

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