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パワハラから脱出するために、ゴールを設定する。

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パワハラから脱出して、あなたはどうなりたいでしょうか。

ここが決まらないと、取るべき行動も決まりません。

方法は、目的と現状によって決まるからです。

 

【1】復讐したいというのも、立派な動機になる

復讐したいと思うのは、自然なことです。

ですから、仕返しをするというのも、立派な目的の1つです。

 

もちろん、ただ復讐するだけが目的ではないでしょう。

復讐することによって、あなたの立場が悪くなるのは避けたいはずです。

つまり、あなたにはデメリットがない状態で、

復讐をすることが目的かもしれません。

 

そうなると、いきなり公式の権力は使いにくい。

公式の権力をいきなり使うことで、

周囲から孤立してしまう可能性が高いからです。

 

孤立しないために味方にできそうな人に、

思い当たりもないでしょう。

 

あなたの復讐の正当性を、

周囲に示すことができない状況なのかもしれません。

 

孤立をしてしまったときの、

セーフティーネットがないかもしれません。

 

また、現時点では、

公式の権力に訴えるための十分な証拠がないかもしれません。

 

ゴール達成のためには、さまざまな障害があるでしょう。

でも、それでよいのです。

 

【2】ゴールがあるから、障害が見える。

大切なことは、ゴールを設定するからこそ、

障害が見えるということです。

 

ゴール設定していない状態では、

障害さえ見つけることができません。

 

できない理由が出てくるのは、

ゴールが設定されているからです。

 

たしかに、障害が多い状態では動くことができません。

しかし、「動くつもりもない状態」でいるのと、

「動きたいけれど障害が多くて動くことができない状態」は、大きく違います。

障害さえ見えていない状態では、ずっと動くことができません。

 

障害は、ゴールを設定するからこそ見えます。

ですから、まずはゴール設定が必要なのです。

 

【3】障害から中間目標を作る

ゴールを設定すると、障害が認識できるようになります。

障害が認識できるようになると、中間目標を決められるようになります。

 

たとえば、「あなたの復讐の正当性を示すことができない」という障害があれば、

中間目標として「あなたの復習の正当性を周囲に示す」を掲げることができます。

障害を克服すべき課題とすることによって、それは中間目標となるのです。

 

つまり、ゴールを設定することによって、それ以前に達成すべき中間目標が分かる。

ゴールを達成するための、道筋を立てられるようになるのです。

 

【4】ゴールがなければ、プランは立てられない

逆から言えば、ゴールがなければプランは立てられません。

だからこそ、ゴールが大切なのです。

 

ゴールがあるからこそ、具体的なプランも立てることができる。

パワハラから脱出してどうなりたいかが決まるからこそ、

そこに至る道筋をプランニングできるようになるのです。

 

そのゴールが復讐をすることであっても構いません。

大切なことは、諦めずにゴールを設定することです。

 

今のあなたが状況がどれだけ辛いものであっても、

それに負けずに、高いゴールを設定してください。

あなたが本当に達成したいと思うようなゴールを考えてください。

そのゴールが、あなたを動かすモチベーションの源となります。

20160804

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