パワハラから脱出するためには、
法律を知ることが大切です。
それは、法律を知ることで、
国家権力を味方にする方法が分かるからです。
Rusty Clark via Compfight
【1】法律は役に立つのか?
パワハラから脱出するためには、
法律知識は必須です。
しかし、法律でできることには限界があります。
具体的に法律で何ができるかについては、
1つ言えるのは、パワハラ加害行為をストップさせるような
法律はないということです。
法律は万能ではありません。
【2】法律は、どうやって使うものなのか?
パワハラそのものを、取り締まる法律はありません。
ですから、パワハラそのものをストップさせる法律もありません。
しかし、法律が全く役に立たないわけではありません。
法律は、事実上の強制力として役立つのです。
法的手段が背後にあること、
国家権力が動く可能性があることが、
事実上の強制力として働くのです。
パワハラは法律に規定はされていませんが、
行政がパワー・ハラスメントを定義し、
組織として許してはならないことを名言しています。
そして、行政は、組織に対して指導・助言ができるようになっています。
被害者は、これを使うことによって、
組織に対して、パワハラ行為をストップさせるように
事実上、請求することができるのです。
【3】行政から指導を受けて嬉しい組織はない。
行政の指導が入ることを、喜ぶ組織はありません。
パワハラがある組織だと思われれば、
そのイメージダウンは計り知れないのです。
もともと、パワハラというのは
組織にとっては百害あって一利なしです。
その上で、行政から指導を受けて、
イメージダウンにもつながってしまうとなれば、
管理職の責任が問われます。
保守的な組織に対してこそ、
法律というものは役に立つのです。
【4】法律を使って行政・司法を動かす。
国家権力は、法律によって動いています。
逆に言えば、法律を知らなければ、
国家権力の助力を得ることはできません。
法律を知ってください。
それほど、難しいものではありません。
パワハラに関係する法律は、それほど多くはありません。
メルマガのほうで詳しく説明していますので、
ぜひご覧いただき、必要最低限の法律知識を
身に付けてください。