パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

人権擁護委員にパワハラ相談をする。

投稿日:2017年2月4日 更新日:

パワハラ問題に取り組んでくれる行政機関は、労働局だけではありません。

法務局の人権擁護機関も、パワハラ問題を取り扱ってくれます。

人権擁護委員という人々が、パワハラ相談に乗ってくれるのです。

Vilafranca del Penedès. Monument to "Els Castellers" (human towers). 1963. Josep Cañas, sculptorCreative Commons License Josep Bracons via Compfight

【1】人権擁護委員は、法務局が管轄している。

人権擁護委員は、法務大臣から嘱託を受けた民間のボランティアです。

当然、法務局が管轄しています。

人権擁護法に基づきます。

下は、人権擁護法の一部です。

《市町村長は、法務大臣に対し、当該市町村の議会の議員の選挙権を有する住民で、人格識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある社会事業家、教育者、報道新聞の業務に携わる者等及び弁護士会その他婦人、労働者、青年等の団体であつて直接間接に人権の擁護を目的とし、又はこれを支持する団体の構成員の中から、その市町村の議会の意見を聞いて、人権擁護委員の候補者を推薦しなければならない。》

簡単に言えば、人権擁護委員とは、人権を擁護する活動に関わる人たちの中から選ばれた、社会的に高い地位にあるような人達です。

 

人権擁護委員は、公務員ではありません。

それは人権擁護法に詳しく書かれています。

しかし、単なる民間ボランティアでもありません。

 

【2】法務局と関わりがある人は少ない。

労基署、労働局とは、仕事の関係でつながりがある人は多いでしょう。

しかし、法務局と関わりがある人は少ないはずです。

これはつまり、経営者にとっても、法務局というのは、得体が知れないものだということです。

労働局に対しては強気に出る人がいたとしても、法務局に対して強気に出られる人は、それほどいないということです。

その点で、加害者や会社に対して、暗黙のプレッシャーを与えやすいという面があります。

 

【3】ただし、民間のボランティアであることは間違いない

しかし、人権擁護委員は民間のボランティアです。

通常、人権擁護委員の一人は弁護士ですが、その他の人は問題解決のプロではありません。

問題調整の方法も身に付けているとは限らないのです。

担当してくれた方によって、大きく対応が異なることも我慢しなければなりません。

ですが、労働局がまったくあてにならない場合や、労働局による二次被害などがあった場合は、こちらに動いてもらうしかないのが現状です。

また、人権擁護委員の一人一人の対応がどうであれ、「法務局の人権擁護委員に相談した」と言うことによって、相手方にプレッシャーを与えられるのはたしかです。

 

【4】人権相談をしてみよう

人権相談は、インターネットでも可能です。

ですから、一度、メールで相談申込をしてみてください。

相談申込だけでもしておけば、「相談申込をした」という事実が増えます。

この一歩が、あとで大きく影響してきますから、ぜひ行動を起こしてください。

 

【実践編】

1 法務省人権擁護局にアクセスしましょう。
法務省:人権擁護局フロントページ
2 相談申込をしましょう。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

パワハラを受けていてパートを辞めたいが、同僚が気になって辞められないときにしてほしいこと。

「パワハラを受けているので辞めたいが、同僚のことを考えると辞められない」という心優しい方がいらっしゃります。 そのお考えは、すばらしいことだと思います。 ですから、そういう場合は、その同僚の方に「辞め …

「パワハラ支援の専門家」がもっと必要だ。○○の専門家がパワハラに取り組むのではなく。

パワハラに関わる専門家は、 たくさんいます。   しかし、パワハラ支援の専門家は、 ほとんどいません。   これが、パワハラ解決を遅らせてしまっています。   【1】パワ …

no image

パワハラを受けて「自分に非がある」と思ってしまうのは危険信号

パワハラを受けていると、通常は怒りが沸きます。 しかし、「自分に非がある」と思ってしまう人もいます。 自分の問題点を把握して、改善しようとするのは、とても素晴らしいことです。 ただ、それは危険信号かも …

no image

公立学校の部活動顧問での時間外労働の強要は、一般社会ではパワハラに当たる。

文部科学省のHPに、『時間外勤務に関する法令上の根拠』が書かれています。   上記のHPは、とても理解しやすいですので、 ご一読いただくのがよいでしょう。   これによると、 公立 …

no image

パワハラに負けないために、身に付けるべき心理技術

《海軍シールズは腕っぷしの強い者をもとめていたが、そうした隊員になれる秘訣の1つは・・・(中略)・・・「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と自分を励ますことだったのだ》 (『残酷すぎる成功法則 9割まちがえ …

読者登録フォーム

【無料メルマガ】『パワハラを脱出する方法』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
2017年2月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  

パワハラなんかに負けない。

あなたはパワハラなどに負けたりしません。

法律面・心理面・経済面の3側面を考慮に入れた、現実的な解決策を実行しましょう。

パワハラ問題の専門家による現実的な解決法は、こちら。

↑無料個別相談会へのリンク

カテゴリー