パワハラ・職場モラハラの被害者には、2種類の心理サポートが必要です。
1つは、現状を維持するための心理サポート。
もう1つは、現状を打破するための心理サポートです。
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Mariia Honcharova via Compfight
【1】現状維持のための心理サポート
パワハラは、ほぼ毎日、被害者の心身をむしばみます。
ですから、心身の状態を、少なくとも現状に留めるための
専門的なサポートは必要です。
この役割を担っているのが、
精神科医、心療内科医、カウンセラーの
心理プロフェッショナルや、
友人、家族などです。
この方々の役割はとても大切です。
この支えがあることによって、生きる気力が残ります。
【2】現状を打破するための心理サポート
しかし、現状を維持するための心理サポートだけでは
足りません。
現状を変えていくための心理サポートも必要です。
解決策を思いつくためのサポート、
新しいことをするときに生まれる不安を乗り越えるためのサポート、
周囲の声に負けずに、行動をし続けるためのサポート、
このようなサポートが必要なのです。
たとえば、労働局に相談に行くべきだと分かっていても、
行動を起こせないことがあります。
このようなときに、行動を起こすためのサポートが必要なのです。
【3】現状を変えることを考えよう
現状維持をしても、当然ですが良い方向には進みません。
加害行為はエスカレートしていきます。
もしあなたが、心理サポートを受けているのに、
現状が何も変わっていないとしたら、
現状を打破するための心理サポートが必要かもしれません。
それは一般的には「コーチング」と呼ばれます。
アスリートが自分の限界を超えるために生み出された
心理サポートのテクニックです。
コーチングは医療ではありませんが、
パワハラを解決するためには必須の心理サポートです。
ですから、もしあなたが現状を変えたいと望むのであれば、
コーチングという心理サポートも受けるようにしてみてください。