パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

二次被害に遭わずに、パワハラを相談する方法

投稿日:2017年2月24日 更新日:

パワハラ・職場モラハラの被害者が、

普通に相談をすると、

ほぼ間違いない「あなたにも責任がある」と言われます。

 

このように言われると、被害者は大きなショックを受けます。

「二次被害」と呼ばれるものです。

 

誰にも相談できない気持ちになり、

それがきっかけで、心が折れてしまうことも

残念ながら良くあることなのです。

 

では、どうすれば、

二次被害に遭わずに相談ができるのでしょうか?

 

【1】パワハラは理解されていない。

パワハラは、そもそも理解されていません。

殴ったり、蹴ったり、暴言を吐くなど、

分かりやすいものだけがパワハラだと思われています。

 

嫌味、悪口、陰口、無視などの間接的なものも、

パワハラだと分かっている人は、ほとんどいません。

 

そして、そのような小さな攻撃が積み重なって、

1つの大きな攻撃となっていることも、

一般の人はわかっていません。

 

パワハラの定義も、

パワハラの実態も、

パワハラが心身に与える影響の強さも、

何もわかっていないのです。

 

【2】先に伝えておくことが大切。

一般の方に、パワハラについて相談するときは、

先にあなたが不安に思うことを、伝えておくことが大切です。

 

たとえば、次のような言い方があります。

「今から言うことは、本当に些細なことで、

『そんなこと気にするな』って言いたくなると思うけれど、

これが毎日毎日繰り返されて、もう会社に行きたくないぐらいだから、

まずは話だけでも聞いてほしい」

 

あなたが何を不安に思い、

何に恐怖を感じていて、

だからこそ、相談相手に何を求めているのか、を

伝えるのです。

 

【3】別の人に相談しよう

もし、上記のように伝えても、

「あなたが悪い」と言ってくるなら、

別の人に相談しましょう。

 

「あなたが悪い」と言われた上で、

他の人に相談するのは怖いと思います。

ですが、パワハラを解決するには、

 

どうしても、あなたを支えてくれる仲間が必要です。

 

そのときは、

「以前、別の人に相談したのだけれど、

『あなたが悪い』と言われてショックだった。

あなたも、私が悪いと思うかもしれないけれど、

まずはただ、話を聞いてほしい」と、伝えましょう。

 

【4】パワハラに理解のある人に相談しよう。

パワハラ被害者の気持ちは、

やはり被害経験者でないと分からないと思います。

 

これはカウンセラー・コーチ・弁護士・社労士であっても同じで、

被害経験がない人は、どうしてもわからない部分があります。

 

ですから、話を聞いてほしいときは、

同じような被害に遭っている人にするとよいでしょう。

 

被害に遭ったことがない人に相談すると、

二次被害に遭う可能性が高くなりますから、

相談の仕方は注意しましょうね。

 

 

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

【Sarahahご回答】労働局への相談は、無意味なのか?

【1】無意味となる行動はない 労働局への相談は、解決に向けた布石にすぎません。 この「労働局に相談した事実」ことが大切なのです。 「労働局にも相談しました」と伝えた上で、内部で改めて相談をしてみてくだ …

no image

職場で嫌がらせを受けるのは、嫉妬が原因

  職場で嫌がらせを受ける原因で、 もっとも多いと思われるのは、嫉妬です。   嫉妬が原因のパワハラは悲惨です。 嫌味・悪口・陰口という形でされるので、 直接的な証拠が残りにくく、 …

no image

パワハラに仕返しする方法

パワハラは、エスカレートします。 耐えるだけでは改善しません。   ただ耐えるだけでは、 会社に行きたくないという思いから始まり、 睡眠障害が出て、 朝起きたときに吐き気、胃痛などが出て、 …

no image

パワハラ被害に遭ってやる気が失われているときは、TODOリストではなくてWant-To-Doリストを作ろう。

パワハラ被害にあっていると、どんどん行動力がなくなってしまいます。 食事をとることも面倒になり、家事も面倒になります。保護者として参加するべき行事に、参加するのも億劫になりますよね。 そのような時に、 …

no image

パワハラに対して怒りにまかせて反撃するのは得策ではないが、何もしないよりは絶対にいい。

パワハラに対して声を上げ、状況改善に向けて行動を起こすのは、本当に勇気がいることです。 ですから、たとえそれが怒りに任せた突発的なものであっても、声を上げることができたなら素晴らしいことです。 後悔す …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。