パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラは、あなたのセルフイメージについての戦いだ。

投稿日:

パワハラは心理戦です。

そして、より具体的に言えば、これは「あなた」とはどのような人かの戦いです。

加害者は、「あなたは無能」「あなたは仕事ができない」などと決めつけてきます。そして本人は、あなたが本当にそのような人だと思い込んでいます。

あなたはこの決めつけと、戦うのです。

もしあなたが、その決めつけに負けず、むしろ決めつけだったと相手に分からせれば、あなたの勝ちです。しかし、反対に相手の決めつけどおりの人間になってしまえば、あなたの負けです。

パワハラとの戦いは、あなたのセルフイメージについてのディベートのようなものなのです。

あなた自身のセルフイメージについての戦いである以上、最終的なジャッジをするのもあなたです。

ですから、理論上はあなたは必ず勝つことができるのです。

しかし、もともとセルフイメージは他人の言動に基づいて作られるため、よほど注意をしなければ負けてしまいます。

相手の中にある「あなた」のイメージと、あなたが自分で思う「あなた」のイメージの、どちらにリアリティが強いかによって、勝敗が決まります。実際にどのような人であるかは関係ありません。提示された2人の「あなた」のどちらがリアリティがあるかの勝負です。

相手のいう「あなた」がどれだけリアルであっても、相手が見ているあなたは、「職場で知るあなた」という、かなり限定的なものです。ですから、本来は「あなたの知る私は、職場での私の一部分ですよね。それで人格を決めつけるなんて、馬鹿なんですね」で終わりの話です。

あなたがジャッジするディベートですから、理論上は絶対に勝つことができるはずです。しかし、多くの人は勝つことができません。それは、「いい人」だからです。

「いい人」は、人の言動をよく解釈しようとする傾向があります。しかしそれは、相手の言動を受け入れていることと同じです。「たしかに、そのようなところがある」と思ってしまいます。

しかし、どんなものでも「あるかないか」で言われたらあるものです。「あなたは優柔不断だ」と言われて、そうではないと言い切れる人はあまりいないでしょう。ないと言い切るのは難しく、あるというのは簡単なのですが。

相手からの決めつけに対して「あるかないか」のレベルで勝負をしてはいけません。その勝負をすると、ほぼ間違いなく負けてしまうからです。ですから、戦うときは、その相手の発言内容ではなく、発言の意図に対して反撃をしましょう。

相手から「仕事が遅い」と言われたら、それが事実かどうかではなく、相手の意図を考えるのです。そうすれば、あなたは発言内容についての争いから逃れることができます。そして、「わざわざ人前で、『仕事が遅い』というのだから、ネガティブイメージを周囲に植え付けたいのだろう」と意識に上げることができるようになります。そうすれば、あなたのセルフイメージを守ることも簡単になりますし、周囲への働きかけが必要であることもわかるようになります。そして何より、あなたが理性的でいられます。

パワハラは「あなたはどういう人か?」についての戦いです。あなたがジャッジすることですから、戦い方さえ間違わなければ、絶対に勝てるのです。それは、相手の発言内容ではなく、発言の意図に注目することです。「お前は無能だ」と言われたとき、その発言内容ではなく、意図に注目してみるのです。そうすることで「この人は、、私にコンプレックスを与えたいのだな」というように一つ上から相手の言動を解釈できるようになります。このような技術を使って、あなたのセルフイメージを守り抜きましょう。そうすればあなたの勝ちは揺るがないのです。

あなたが、相手からの決めつけを自分に取り入れてそのような人間になる必要はまったくありません。

相手の意図を見抜き、その意図を実現を妨害してやりましょう。そしてできれば、相手に本当のあなたを見せつけてやりましょう。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

反省なんかしなくてもいい。

パワハラなど、職場ハラスメントを受けていると、 どうしても、「自分が悪いのでは?」と、 思いますよね。   「こんなことをされるのは、 何かしら、自分が気に入らない部分があるからだ。」と、 …

no image

【雑記】自信が「最善の行動」を決めるから、自信は高いほうがいい。

誰でも、その瞬間において最善の行動をとっています。その行動が、他人から見れば最悪の行動であっても、その瞬間の本人にとっては最善です。 そして、その最善は目的と自信によって決まります。 価値は、欲望・関 …

no image

能力否定は、「精神的な攻撃」に該当するパワハラ

「無能」、「仕事ができない」など能力否定は、「精神的な攻撃」という類型のパワハラです。 厚生労働省は、パワハラについての定義を出すとともに、パワハラの類型を出しています。 その中で、「精神的な攻撃」の …

no image

厚労省パワハラ6類型「個の侵害」の例

厚生労働省は、パワハラを下記のように定義しています。 職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身 …

no image

【副業・起業】クライアントに、自分の情報に関心をもってもらうためにするべきこと

発信した情報のほとんどは、スルーされるもの。 だから、自分が味方にしたい人が、何に関心を持っているのかを考えることは大切。相手が昇給に興味があるのか、職場の雰囲気に関心を割いているのかなどを知っていれ …

読者登録フォーム

【無料メルマガ】『パワハラを脱出する方法』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
2018年1月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

パワハラなんかに負けない。

あなたはパワハラなどに負けたりしません。

法律面・心理面・経済面の3側面を考慮に入れた、現実的な解決策を実行しましょう。

パワハラ問題の専門家による現実的な解決法は、こちら。

↑無料個別相談会へのリンク

カテゴリー