パワハラは当然、法的に問題となります。
しかし、被害者の視点に立、自己の尊厳に関わる問題では、加害者が法的責任をとったかどうかはそれほど問題ではありません。
大事なのは、被害者が自分の自己尊厳を取り戻すことができたかどうかです。加害者が責任を取ったから終わりではありません。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) February 28, 2018
パワハラは法的にもさまざまな問題があります。
加害者に対しては不法行為に基づく損害賠償請求ができる可能性があります。パワハラ行為によっては傷害罪などの刑法上の問題にもなります。
しかし、被害者の立場から言えば、加害者が法的責任を取ったかどうかは、それほど問題ではありません。
被害者にとって大切なことは、”奪われたもの”を取り戻すことです。
【1】普通に仕事ができる状態を取り戻す
パワハラの被害者支援において大切となるのは、奪われたものを取り戻すことです。
加害者による賠償は、そのための1つの手段に過ぎません。
”普通に仕事ができる日常”を取り戻すほうが、実はよほど大事だと思います。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) February 28, 2018
パワハラ被害者は転職活動に恐怖を感じます。
そして、転職が決まったとしても恐怖を感じます。
人間の脳が「職場」と「恐怖」を結び付けてしまうからです。
人間は抽象的に考えることができるために、「職場」と「恐怖」をむすびつけてしまうことがあります。
これがない状態になり、普通の日常を取り戻すことが、パワハラ被害者にとっての最低限でしょう。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) February 28, 2018
そのため、パワハラ被害者は転職活動や、転職にも苦労をします。
普通に働くこと自体が難しくなってしまうのです。
ですから、普通に働ける日々を取り戻すことは、1つのゴールです。
【2】取り戻すことによって、得られるものがある
パワハラ被害者にとって「普通」は最低限のゴールです。それは最低限ですが、それを達成することで「乗り越えた」という自身がつきます。
他人の悪意を受けても乗り越えられたという自身の根拠になります。
これが大切なんです。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) February 28, 2018
パワハラ被害者にとって、普通に仕事ができる日々を取り戻すのは最低限のゴールです。
それは最低限のゴールに過ぎないのですが、そのゴールを達成することで得られるものがあります。
マイナスをゼロに戻すとき、そこには”マイナスをゼロに戻した”という経験が手に入ります。
マイナスを乗り越えたという自信がつくのです。
他人の悪意・害意を受けても乗り越えたという経験があると、自己評価を高く保ちやすくなります。
この自己評価に根拠を与えてくれる経験は、新しいことに挑戦するときにも役立ちます。
マイナスがゼロになるというのは、決してプラスマイナスゼロになることではありません。
マイナスをゼロしたという、プラスの結果が残るのです。
ですから、あなたの尊厳を取り戻すための行動は決して無駄ではありません。マイナスをゼロに戻すための不毛な行為ではありません。それはあなたの今後の日々の生活において、あなたを支えてくれるものになります。
ですから、パワハラによって下げられた自己評価を取り戻すために、ぜひ動いてください。
動き続ける人が助かります。
ぜひ今、あなたが無理なくできることを実行に移してください。
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