【理論編】
この本には、ポジティブ感情についての仮説が紹介されています。
それは、「拡張-形成仮説」です。
ネガティブ感情は、特定の行動性向を生じさせます。
一方で、ポジティブ感情は特定の行動を生じさせるということはありません。
リラックスしているときは、反対に動きたい気持ちがなくなるぐらいです。
そこで著者が提唱しているのが「拡張-形成仮説」です。
《私が提唱した説は次のようなものです。ネガティブ感情は「何ができるか」と考える思考の範囲を狭くしてしまいますが、ポジティブな感情は、それを広げる働きをする。さまざまな考え方や行動に目を開かせるのです。》
つまり、ポジティブ感情というのは私達がより高い視点で、より広い視野で、物事を見ることができるようにするということです。
過去の体験の解釈がどうしても変わらないとき、私達に必要なものは視点の変換です。
思考の幅を広げ、新しいものの考え方をするには、ポジティブ感情が必要なのです。
【実践編】
- 1 行き詰まっていると思ったら、したいことに没頭しましょう。
とことんポジティブ感情に浸るのです。2 ポジティブ感情を存分に楽しいだあとに、行き詰まった問題に取り掛かりましょう。ネガティブ感情の使い方については、次の記事を参考ください。
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「辞めても私は困らない」という状況を作ることで、
パワハラ・職場いじめから脱出する方法を知りたい方は、
こちらをご覧ください。
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