反論をしたり、反撃をしても、何も変わらないかもしれません。
むしろ、いっそう加害行為が悪質になる可能性もあります。
しかし、何もしなければ、必ずエスカレートします。
【1】反撃しても、必ずしも改善はしない
パワハラに対して反撃しても、状況が改善するとは限りません。
状況が改善するほうが、珍しいでしょう。
パワハラが重大事件だと考えている人が、少ないからです。
加害者に対して「パワハラですよ」と言ったところで、行為をストップするとは限りません。
上司に相談したところで、上司が動いてくれるとは限りません。
ハラスメント相談室に行ったところで、改善するとも限りません。
パワハラに対して抵抗をしたところで、何かが変わるとは限らないのが現状です。
【2】加害行為が悪質になる可能性がある
パワハラに対して抵抗を見せることで、加害行為が悪質になる可能性さえあります。
嫌がらせが酷くなることも、50%程度の確率であります。
加害行為がより直接的になることもありますし、より間接的になることもあります。
怒鳴られることがなくなった反面、無視されることになることもあります。
無視されていたのが、嫌味になることもあります。
そうなると、パワハラに対しては「耐える」しかないのでしょうか。
【3】反撃すれば、エスカレートを止められる
パワハラを耐えると、どうなるでしょうか。
100%の確率で、エスカレートします。自然と収まっていくことは、ありません。
自然と収束していくのは、その会社が健全な場合だけです。
耐えると、エスカレートします。
一方で、反論や反撃をすると、そのエスカレートを止められます。
もちろん加害者は、一時的に過剰反応を見せるでしょう。
あなたからの反撃に戸惑い、怒り、報復をしてくると思います。
しかし、それでもエスカレートは止むのです。
【4】反撃を続ければ、必ずパワハラは止む
さらに、冷静に継続的に反抗をしていけば、必ずパワハラ行為は止みます。
パワハラ加害者は、自己の安全が確保されているからこそ、あなたを攻撃するのです。
あなたに手を出すたびに、自分が傷つくことが分かっていれば、あなたに攻撃をしかけたりはしません。
きっと、別の人を標的にし始めるでしょう。
パワハラへと、あなたができる範囲で、どれだけ小さくてもよいので反撃を続けてください。
もちろん、それは簡単なことではありませんし、恐怖を克服するにはさまざまなサポートが必要でしょう。
でも、それは無理なことではないのです。
あなたができる範囲のことから始めてみてください。
あなたなら、できます。
ぜひ、できる範囲で実行に移してください。
派遣で働いているのですが、職場でいじめがあって反撃したところ、さらに上の上司が出てきて、今度はこちらの個人情報を皆の前で聞こえるようにしゃべるという悪質で卑劣な報復を受けました。
その後も地道に抵抗を続けることで、対面的には改善しつつあるのですが、陰で何をやっているのか分からず、不安な日々を過ごしています。
法的な対処も含めて何か効果的な方法があれば知りたいと思っています。
コメントありがとうございます。
反撃されたのですね。素晴らしいです。
ぜひ続けていただきたいです。
ブログにも書いてあるのですが、最終的には心理戦です。
この点についても、率直に言えば、完全な心理戦の部分になります。
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