パワハラを受けて、休職をせざるを得なくなると、次の問題が待っています。
復職をするかどうか、という問題です。
転職ができれば復職せずに転職するのが一番です。
ですが、多くの場合、精神疾患を抱えています。
ですから、そうなると転職活動も難しくなります。
このような場合は、どうすればよいのでしょうか。
Marco Verch via Compfight
【1】会社が考慮してくれるとは限らない
精神疾患による休業者の復職支援については、ある程度のマニュアルがあります。
ですから、大企業であればそのマニュアルに沿った対応がされるはずです。
ですが、中小企業ではそのような対応をしてくれるとは限りません。
パワハラ加害者がいる職場に、復職せざるを得ない場合がよくあります。
このような場合に、転職ができれば転職するのが一番です。
ですが、年齢的な問題や、精神疾患の問題から転職が難しい場合があります。
そうなると、「どうしようもない」と思い込みがちになります。
【2】副業を始めるという選択肢がある
パワハラ加害者がいる職場に復職しても、何もよいことはありません。
精神疾患の治療中ならば、絶対に割けたほうがよいです。
では、どうすればよいのでしょうか。
副業を始めましょう。
副業以外の手段は、かなり非現実的です。
もちろん、バイトをするという手段はあります。
しかし、アルバイトで必要な収入を得ることは困難です。
また、アルバイトを掛け持ちできるような心身の余裕はありません。
そこで、どうしても副業という形が必要となってきます。
【3】副業を始めるのは、難しくはない
現在は、さまざまな副業があります。
副業を始めるのに資金も必要ではありません。
ほぼすべての副業が、無料で始めることができます。
私も副業は、無料のサービスだけで開始しました。
それだけでも、本当に開始できるのです。
大切となるのは、バリュー・プロポジションです。
つまり、顧客が望んでいる価値だけれども、競合他社が提供していない価値で、あなたが提供できるものです。
簡単に言えば、顧客が望んでいる価値のうち、あなただけが提供できる価値を明確にすることです。
【4】バリュー・プロポジションは、誰にでも見つけられる
自分だけに提供できる価値は何かと考えると、「そんなものはない」と思う人が多いです。
ですが、それを見つけることは難しいことではありません。
3つのことを、繰り返し考えるだけです。
- 顧客が望んでいる価値は何か
- 競合他社が提供している価値は何か(提供していない価値は何か)
- あなたが提供できる価値は何か
たとえば、あなたが家庭教師を始めるとします。
この場合の顧客は、保護者となります。生徒はユーザーです。
顧客が望んでいるのは、簡単に言えば進学です。
競合他社としてはさまざまあります。
塾、家庭教師、通信教育、学習参考書などさまざまです。
塾の特徴は、独自の教材があることと、講師がいることです。
1対1での個別指導塾も増えてきているため、家庭教師との違いが分かりにくくなっています。
では、家庭教師だからこそできることは何かと言えば、カスタマイズです。
その生徒に合わせて指導内容をカスタマイズすることができること、これが一番の強みとなります。
ただ、これは家庭教師が一般的に持つ強みです。
進学に向けて、指導内容をカスタマイズできるだけでは、すべての家庭教師がその強みを持ちます。
では、顧客が望む価値の中で、あなただけが提供できる価値は何でしょうか。
たとえばあなたがカウンセリング技術を持っているとした場合、家庭教師であるとともにカウンセラーであることで、進学をさらにサポートできる場合があります。
たとえば、いじめ被害者や、不登校の生徒の家庭教師をする場合です。
そうすると、あなたは家庭教師として指導内容を適切にカスタマイズしつつ、生徒の心をサポートするという形で、自分の独自性を提供することができます。
これが、あなたのバリュー・プロポジションとなります。
顧客が望んでいる価値、競合他社が提供できる価値、自分が提供できる価値を見つめれば、それほど難しくはありません。
ですから、最初から副業を諦めたりしないでください。
あなただからこそ提供できる価値は必ずありますし、それを提供することはあなたの自己肯定感を高めることにもつながります。
ですから、ぜひ副業について考えてみてください。
そして、もし自分の提供できる価値、副業について真剣に考えていらっしゃる場合は、お気軽にご連絡ください。