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パワハラ加害者を、更生することはできるか。

投稿日:2017年3月29日 更新日:

パワハラは、理論上は、加害者が更生すれば終了するはずです。

しかし、現実問題として、パワハラ加害者を更生させることはできるのでしょうか。

先に結論を言えば、ほぼ不可能です。

パワハラ加害者は、そもそも加害行為を認めないからです。

emancipationCreative Commons License mitchell haindfield via Compfight

【1】パワハラ加害者は、加害行為を認めない

私が実際に言われた言葉の1つに「これはパワハラではない。」というものがあります。

これが加害者の認識です。

10年間に渡ってパワハラ行為をしていた福岡県の消防団の加害者は、懲戒免職を受けました。

しかし、加害行為を認めていません。

 

4年間に渡ってパワハラ行為をし続けた、福岡県立医大の女医も、停職処分を受けました。

しかし、パワハラではないと主張しました。

 

パワハラ加害者で、自分がパワハラ行為をしたと認める人は、ほとんどいません。

 

【2】パワハラ加害者の更生は、期待できない

パワハラ加害者は、そもそも自分が加害行為をしたことを認めません。

ですから、更生するはずがありません。

もちろん、パワハラ行為として処分を受けることで、直接的なパワハラ行為はしなくなります。

しかし、それは表に出なくなるだけです。

加害者が厚生することを期待するのは、非現実的です。

 

しかしながら、パワハラ行為に対する処分はまだまだ甘いものがあります。

10年間パワハラ行為をしてきた消防本部の責任者は、分限免職になりました。

この場合、退職金は支払われます。

つまりは、依願退職と同じような扱いだということです。

 

【3】職場から脱出するのが一番

もしあなたがいる場所が異動が認められるような会社であれば、まずは異動願を出しましょう。

転職が可能ならば、転職を試みましょう。

加害者が変わることを望むのは、非現実的です。

どれだけ早く関わらないようにするかが、あなたの心身に大きく影響をします。

 

もちろん、加害者に徹底的に制裁を加えるという選択肢もあります。

しかし、実際に制裁に向けて行動を起こす人は少数です。

加害者による報復を恐れて、行動に移せません。

制裁に向けた行動を取ろうとして動けない日々を繰り返すなかで、どんどん心身が蝕まれていきます。

ジレンマで身動きが取れないなかで、心身を消耗していくだけです。

 

【4】転職することができないなら、副業を始める

加害者への制裁行動をとることもできず、転職をすることもできないなら、副業を始めましょう。

副業で定期収入を得て、「会社を辞めても、私は困らない」と思えるようにするのです。

自分のセーフティーネットを自分で用意するのです。

 

転職することができない、加害行為を止めるもできない。

そのようなジレンマで、じっと耐えてばかりいたら、間違いなく精神疾患にかかります。

そうなる前に退職するための準備を整えるのです。

 

何度も書いていますが、現在、副業を始めるのに時間も労力も必要ありません。

インターネットで、簡単に始めることができます。

もちろん、マーケティングが簡単だとは言いません。

しかし、始めること自体は、ほぼノーリスクで始められるのです。

 

もちろん、転職ができるなら転職したほうが簡単です。

ですが、それが難しいならば、今すぐ副業を始めてください。

どのような副業がよいかについては、こちらに書いてあります。

 

パワハラを受けていて、何もサポートも受けず耐えられるのは長くても1年です。

1年間もあれば、しっかりと副業を根付かせることが可能です。

ですが、早めに動くのに越したことはありません。

パニックになり動けなくなる前に、動いて、準備を始めましょう。

それがあなたの心身を守る最も現実的な手段です。

 

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