パワハラ加害者に対して反論をすると、「被害妄想だ」とか、「頭がおかしいのでは?」と言われることがあります。
これを言われると腹が立つ一方で、不安になってしまうものです。
”自分が敏感になりすぎているのでは?”と、心のどこかで思ってしまうものだからです。
しかし、そのようなことをあなたが気にする必要はありません。
被害妄想かどうかを決めるのは、加害者でも、あなたでもなく、第三者だからです。
もっと言えば、ハラスメント相談機関、労働局、裁判所などが決めることです。
ですから、あなたは「『被害妄想だ』という言葉が、パワハラですよ」と言えばいいのです。
「被害妄想」という言葉が、よい意味でつかわれることはありません。
それは、言葉によるパワハラです。
「被害妄想」と言われて、それを気にしないことは難しいでしょう。
しかし、本当に被害妄想であるかどうかを決めるのは、あなたではありません。
加害者でもありません。
あなたたちとは利害関係のない、第三者が決めることです。
ですから、あなたは「被害妄想だ」という加害者の言葉そのものを、問題としましょう。
そう加害者が言ったという記録を取って、後々の反撃に備えましょう。