経営において重要とされる概念の1つに、「フロー」と「ストック」があります。
誤解を恐れずに言えば、フローとは「流れているもの」、ストックとは「貯まっているもの」です。
独立・起業に向かうときには、大量の情報発信が必要です。
しかし、その大量の情報発信をフローにしてはいけません。
重要なことは、発信した情報を「ストック」にしていくことです。
【1】フローの情報発信と、ストックの情報発信
少なくともこの記事をご覧のあなたは、毎日のように検索をしていると思います。
検索エンジンが生まれたおかげで、私達は自分にとって有益な情報をすばやく入手できるようになりました。
これは、インターネット上に情報がストックされているからこそ、可能となった現象です。
同時に、インターネット上にはさまざまな情報が、流れていきます。
一番わかりやすいのがTwitterでしょう。
新しい情報がどんどん出てきて、そしてインターネットの奥底に落ちていきます。
たった140文字の情報ですので、簡単には有益なツイートとはなりません。
Facebookでの情報発信も、フローです。
Facebookは、Facebook内部での情報を検索することを許していません。
ですから、Facebookで発信した情報は、基本的には一期一会のものとなります。
【2】TwitterやFacebookは、フロー型
TwitterやFacebookは、フロー型の情報発信です。
つまり、基本的には発信した情報は、一期一会のものとなります。
あなたが情報を発信した時に、リアルタイムで受け取った人のものと言えるでしょう。
ですから、クライアントとの交流には、とても役立つ情報発信ツールです。
一方で、そもそもが情報をストックすることを想定したツールではありません。
つまり、ストックを増やすことには使い勝手が悪いのです。
【3】ブログやYOUTUBEは、ストック型
ブログやYOUTUBEは、ストック型です。
情報がインターネット上にストックされ、検索されることを前提としています。
そのためリアルタイム性に欠けてしまい、クライアントとの交流にはあまり向きません。
しかし、一度情報発信をすれば、時間と場所を超えて情報を届けることができるのです。
ですから、ストック型の情報発信をすればするほど、あなたの情報が誰かに届く可能性が高くなります。
その名のとおり、あなたのストックとなるのです。
【4】フローをストックに変える
ストックが多くなればなるほど、あなたは誰かに貢献ができるようになります。
ですから、「いかに発信情報のストックを増やすか」が、大切なのです。
では、どうやってストックを増やすかという点で、覚えておいてほしい考え方があります。
それは、「フローをストック化する」という考えです。
たとえば、Twitterで発信した情報を使ってブログを書いたとします。
すると、Twitterでのフローの発信情報が、ブログによってストック型に変わるのです。
これはFacebookでも同じです。
Facebookで書いたことを、YOUTUBE動画にするだけでフローがストックになります。
そのようにして、フロー情報を、ストック情報に変えていきましょう。
ストックが増えれば増えるほど、あなたの発信した情報が、多くの人に届くようになります。
独立・起業において大量の情報発信は大切ですが、フローにしないように気を付けましょう。
フローの情報発信をするのは構いませんが、必ずストックに変えるという意識を持っておきましょう。