マンガ『海皇紀』の主人公は、いつも逆風にさらされている。その逆境を乗り越えるところがカッコいいのではなくて、そこで心が折れないところがカッコいい。
ではなぜ心が折れないのかと言えば、自己評価が高いから。
この逆境も乗り越えられると思っているから。— パワハラ解決コンサルタント 三國雅洋 (@artof_challenge) 2017年5月14日
【1】心が折れないところが、カッコいい
マンガの主人公は、必ず逆境に立たされます。
そして、必ずしもその逆境を克服できるとは限りません。たとえば、敵に負けてしまうこともあります。
しかし、主人公は負けても構わないのです。負けること自体もストーリーの1つです。
負けるのが許されないのではなくて、心が折れてしまうことが許されないのです。
主人公に求められるのは物理的に勝ち続けることではなくて、精神的に勝ち続けることです。
【2】自己評価は絶対に下げない
私達の生活においても、精神的に勝ち続けることはとても大切です。これは言い換えると、何があっても自己評価だけは下げないことが大切です。自分が今、どれだけ辛い状況にあっても、他人からどのように扱われても、自己評価を下げないことです。
それができる人だけが、漫画の主人公のように現状を打破することができます。現状に耐えられないので、自然と行動を始めてしまうようになるからです。その行動は強いモチベーションに基づいているものですから、努力しているという感覚はありません。部屋の中にいて空気がよどんでいると感じているいるとき、喚起をするのに努力が必要ではありません。”現状がイヤだから、つい動いてしまう”のです。
【3】心が折れるとは、自己評価を下げること
心が折れるとは、自己評価を現状に合わせてしまうことです。空気がよどんでいる部屋で、よどみがあることに慣れてしまうことです。現状の辛い状態に、自分が慣れてしまうことです。
逆に言えば、自己評価を下げなければ、精神的に負けることはないのです。
そして、自己評価は、自分で自分を評価することですから、理論上は負けることなどありえません。自分で自分の評価を下げなければ負けないのですから、自分で負けを選ばないかぎり負けないのです。
【4】心の中で自分を高く評価し続ける
自分を高く評価し続けるだけでよいのです。
その基本は、うまくいっているときに「自分らしい」と、心の中で言うことです。そして、うまくいかないときは「自分らしくない」と心の中で思うようにします。心の中で、常に自分を高く評価し続けるのです。
現状に満足している自分に「私らしくない」と言い、現状打破に意識が向いている自分に「私らしい」と、心の中で言い続けましょう。
これは心の訓練ですから、簡単に身につく習慣ではありません。むしろ最初は、現状に対して「自分らしくない」と言い続けることに強いストレスを感じるでしょう。ですが、その強いストレスが、自然と現状打破へのモチベーションとなります。
この心の中の習慣は、簡単でありながら、誰もが身に付けるべき習慣です。
マンガの主人公になることはできません。しかし、マンガの主人公の思考法を身に付けることは誰でもできますし、そして実際、そのような思考法で生きている人はたくさんいます。
あなたも、主人公の思考法を身に付けましょう。そして、辛い現状を乗り越えていきましょう。