今さらながら、ツイッターは「オープンな場所」ではなくて、「オープンにする場所」なのだと気づく。
— パワハラ解決コンサルタント 三國雅洋 (@artof_challenge) 2017年5月16日
【1】接する情報量が、爆発的に増えた
インターネットによって、簡単に人々とつながることができるようになりました。
しかし、それによって「オープンにできる場所」が増えたわけではありません。
一方で、自分が接する情報量は爆発的に増えました。
【2】伝えたいことは増えたが、自己開示はしたくないジレンマ
自分が接する情報が増えたため、伝えたい情報も増えています。
しかし、それをオープンにすることは、そのまま自己開示となります。
自分をオープンにすることになってしまいます。自分が発信する情報には、自分に関する情報が紐づいているからです。
ここでジレンマが生じます。「情報を伝えたい」VS「自分に関する情報は発信したくない」というものです。
【3】匿名でも恐怖は消えない
このジレンマへの最も簡単な解消法が、匿名での情報発信です。
ですが、これでも”自分だと感づかれるのではないか”という恐れは消えません。”いろいろな情報を総合的に判断すれば自分だと分かってしまうだろう”と、自分では思うからです。
「匿名での情報発信をする」という選択肢では、ジレンマを解消できないことがあります。
【4】複数の「オープンにする場所」を持つ
そこで大切となるのが、複数のオープンにする場所を持つことだと思います。たとえば、私はブログの他に、Facebook、Twitter、YOUTUBEをしています。そして、それぞれで出している情報は違います。
データを世界中のコンピューターで分散して保有するようなものです。もし私がそれぞれを匿名で運営していれば、1つ1つの情報発信から私個人を紐づけることは難しいでしょう。オープンする場所を複数持ち、情報を分散させることで、自分の情報が紐づけられることを防ぐのです。
【5】「オープンにする場所」という覚悟
私は、さまざまな媒体で情報発信をしています。そして、それぞれで違う自分を出しています。
ですが、本音を言えば、さまざまな場所で1つの自分を出していきたいのです。場所によって出す自分を変えるのではなくて、この自分を出す場所を選ぶようにしたいと思っています。
それはつまり、少し前に流行った言葉では「嫌われる勇気」を持つことになるでしょう。自分を出す勇気であり、それは結局、嫌われることを許容する勇気です。
もちろん、フォロアーにとって有益な情報を提供していきたいとは思います。ただ、「自分がフォロアーにとって有益だと思う情報なら、なんでも全部出す」という勇気を持とうと思います。
コーチとしてのこの挑戦を見届けていただき、そしてあなたも自己開示の恐怖と戦ってくれたらいいなと思っています。