ブラック部活と言われる問題があります。
これは、部活版の職場パワハラです。
元記事はこちら
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3847/8.html
私は、部活パワハラの被害者救済の依頼を受けたことはありません。
しかし、
1 パワハラと基本的には同じ
2 学校いじめ問題と基本的には同じ
のように考えると、
対処法も同じであると、言えます。
基本的な目標としては、
「部活を辞めても、困らない状況を作り出すこと」となります。
そのために、たとえば次のような解決策の中から、
実行できそうなものは、全部実行していくことになります。
状況により、取りうる手段は大きく変わりますが、
基本方針は、
「辞めても困らない状況を作るために
何ができるかをすべて書き出してみて、
できそうなことは全部する!」です。
これはパワハラ問題でも同じです。
できそうなことを全部するというのは、簡単そうですが、
自分がハラスメントの被害者になったとき、
90%の人は「耐える」という選択肢を選んでしまいます。
耐えても絶対に環境は改善しません。
何ができるのかを考えて、
思いつくことは全部実行し、しぶとく継続する必要があります。
当たり前のように見える小さな行動の相乗効果が、
辛い現状打破への大きな一歩となるのです。
これはパワハラ問題でも同じです。
耐えちゃダメ、絶対!
【アクションプランの例 一部(強調は必須)】
・ブラック部活の証拠集め(被害メモなど)
・ブラック部活の事例集め(ブラック部活が問題となった事例)
・心理カウンセリングにより、冷静に判断できる状態づくり
・コーチングによる、本人の目標の確認
・ブラック部活の責任者、実行者と、学校側の契約関係の確認(学校の先生、外部顧問など)
・保護者から、加害者に対して、ハラスメントを止めるように注意する。
・体調を崩すなどした場合には、病院で診断書を取る。
・診断書が出た場合は、警察に相談する。
・いじめ防止対策推進法の適用の可否の確認
・ブラック部活で困っている仲間を増やす。(保護者、本人)
・部活外での人間関係づくりの支援(学校内外)
・本人と相談の上、部活外での進学に役立つ実績作り
・部活外で、その部活と同じことができないかを確認
・(同好会設立の可能性の検討)
・文書による教頭・校長への相談・報告
・文書によるPTAへの相談・報告
・文書による教育委員会への相談・報告
・文書による人権擁護委員会への相談・報告
・文書によるメディアへの取材依頼
・法律家を雇う