パワハラ・職場いじめ・嫌がらせを受けたとき、
普通は、自分のコミュニケーション能力の改善を考えます。
しかし、私がお願いしたいのは、
セーフティーネットを作ることです。
【1】加害者は「普通以下」
パワハラ等の加害者は、
コミュニケーション能力が「普通以下」です。
常識的な社会人は、
他人に対して嫌がらせなんてしません。
嫌いな人がいたり、
苦手な人がいるのは、人間として当然です。
しかし、だからといって、
攻撃はしないのが「普通」です。
【2】コミュニケーションスキルでは解決できない
相手は「普通以下」ですから、
あなたのコミュニケーションスキルが
「特上」ぐらいにならないと、
そこから抜け出すのは困難です。
そもそも、あなたを攻撃する理由は、
でっち上げられています。
攻撃したいから、その理由を見つける。
これが、加害者側の心理です。
【3】セーフティーネットを先に作る
加害者は、あなたを攻撃したいから、
攻撃する理由をでっちあげます。
そして、あなたはそれに対して、
コミュニケーションスキルを向上させて、
対抗しようとしています。
これでは、あなたは一方的に攻撃を受けるだけ。
実際に、コミュニケーションスキルを身につけるだけで
改善することは、あまり考えられません。
もちろん、
「これは勘違いされて、攻撃されるな」という人も、
ときどきいますが、それはまれです。
【4】まずは、自分の安全確保をしておこう
実際に転職するかどうかは別にして、
今のうちからまずは転職サイトや転職エージェントに登録しましょう。
そして、改善したら転職しなければいいだけです。
大切なことは、改善しなかったときを想定して、
そのときでも大丈夫なようにしておくこと。
加害行為を受け続けて、
6ヶ月先に「転職しよう!」と思っても、
そこから動き出すのは、心理的にも体力的にもかなり厳しくなります。
今のうちから、あなたの心と身体の安全を
確保しておいてくださいね。