あなたの会社は、パワハラ問題について、
どれだけ頼りになるでしょうか?
それを簡単に判断する方法があります。
【1】「あかるい職場応援団」を知っているか
『あかるい職場応援団』というサイトがあります。
このサイトは、https://no-pawahara.mhlw.go.jp/というリンクが示すとおり、
政府が運営するサイトです。
パワハラ問題を取り扱う厚生労働省が、
直々にパワハラの定義、パワハラの6類型などを説明したサイトです。
【2】もし「あかるい職場応援団」を知らないなら
もし「あかるい職場応援団」というサイトを知らないなら、
その時点で、あなたの会社はパワハラ問題においては、
まったく当てにならないと言ってよいでしょう。
それはつまり、パワハラについて
真剣に考えたことがないということだからです。
ですから、相談に行ったときに、
「あかるい職場応援団」を知らないことが判明したら、
あまり期待をしないほうがよいでしょう。
行政に相談することも、選択肢に入れてください。
【3】相談に行く前に確認しよう
行政に相談に行く前には、
一度、このサイトを確認しておいてください。
特に確認してほしいのは、
「パワハラ研修資料ダウンロード」というページです。
このページを読むと、パワハラの相談受付をする側のための
資料や、チェックシートなどが掲載されています。
これはつまり、相談を受ける側が確認するべき事実が、
あらかじめわかるということ。
あなたが相談に行ったときに、相手がどのような事実を確認したいのかが
事前に分かるということです。
【4】相談先を味方につける
あなたがしっかりと事前準備をして相談に行くことで、
相談先も、あなたの本気度を感じます。
そうすると、あなたの味方になってくれる確率も高まります。
何度も書きますが、行政はあなたの味方ではありません。
行政は常に中立の立場であり、味方に変えていかなくはならないのです。
相手が望む情報をコンパクトにまとめ、
事前準備をして、相談に望んでみてください。
それだけでも、かなり相談が有益になりますよ。