アサーションという、自己表現手法があります。
細かい方法論は本題から外れるので別にしますが、
このアサーションの一番簡単な使い方は、
「事実を述べること」です。
たとえば、次のように言われたとします。
「あなたに私の意図が正確に伝わっていないように感じるので、残念です。」
これに対して、あなたは反論できません。
なぜなら、相手がそう感じていることは「事実」だからです。
「今日の朝、20度あったそうですよ。」と言われて、反論するのは至難の技です。
基本的に、事実は否定できません。
「暑いですね。」と言われたら、反論はできます。
なぜなら、それは意見だからです。
自分が自分に対する意見に対して、反論するのも同じ技が使えます。
事実を持って、反証するのです。
「どうしても人前では緊張してしまう」という心の声に対しては、
人前でも緊張しなかった事例を探します。
たとえば、少人数のセミナーで自分の意見を言ったときは緊張しなかった事例や、
小学校のときは発表するのが好きだった事例を思い出すかもしれません。
「自分は人に好かれない」と思っているなら、
自分が人に好かれた事例を探すのです。
家族が思い出されるかもしれませんし、彼氏彼女が思い浮かぶかもしれません。
ネガティブな心の声は、単なる意見に過ぎません。
ですから、その意見に対立する事実=反証を探しましょう。
そうすることで、ネガティブな意見に影響を受けることは、格段に減りますよ。
ネガティブを活用する方法については、次の記事も参考にしてくださいね。