「職場の病気」としてのパワハラ

世の中には、常に誰かがパワハラに遭っている職場があります。

もしあなたが被害に遭う前に、誰かが同じような被害に遭っていたなら、パワハラは「職場の病気」の可能性があります。

パワハラを生み出す職場となっている場合、加害者が辞めてもパワハラが起こります。被害者だけでなく、加害者も次々と変わっていくのです。

被害者が選ばれる基準は恣意的です。新人であるこどが理由となることもあれば、年下であることが理由となることもあります。気が弱いことが理由となることもあれば、気が強いことがそうなることもあります。

責めやすい理由があればよいのです。

加害者は多くの場合、加害者の上司となります。加害者が辞めて、被害者や傍観者は落ち着くのですが、さらに上からパワハラが始まるのです。

完全に病気としか言えない状況です。

ですから、もしあなたがいる職場が上記のような状況であれば、すぐに転職活動をはじめてください。

その職場を変えるには多大なエネルギーが必要であり、そう簡単には変えられません。

一刻も早く脱出することを考えて行動を起こすようにしてください。

職場を変えようとは思わないようにしてください。あなたにそこまでする義理はありません。

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パワハラの証拠を使って、仲間を集める

パワハラ解決に向けて行動を起こすときに大切となるのが仲間です。

仲間が多ければ多いほど証拠を集めやすくなりますし、精神的にも強くいられます。

しかし、一般的にはパワハラ被害者は孤立させられますし、そもそも被害の深刻さを理解してもらうことが難しい。

だからこそ、証拠集めが大切となります。

証拠を集めている姿と、証拠の内容によって初めてあなたの被害の深刻さが、周囲に伝わるのです。

あなたがどのような状況にいるのかが伝わるからこそ、あなたにサポートが必要だと伝わります。

口頭であなたの辛さを理解してもらうのは、まず無理だと考えてください。言葉ではなく、事実を示すことであなたの現状を訴えましょう。

淡々と冷静に事実を示すことで、周囲の人々は、自分の判断であなたの味方になってくれるようになります。

冷静に事実を集め、それを示し続けましょう。そのためにも、証拠を集め行いましょう。

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リラックスして、パワハラ攻撃に冷静に対処する。

【1】自分を責める必要はない

パワハラを受けていると、最初は「自分が悪いのではないか」と考えてしまいます。

しかし、そのように考える必要はありません。

仮にあなたに非があるとしても、パワハラをしてよい理由などないからです。

もしどうしても「自分が悪い」と思ってしまうときは、「加担割合」を考えましょう。

現在の状況を作り出すのにあなたと加害者が、どれだけ加担しているのかを考えるのです。

あなたにも非があるのかもしれませんが、相手にも非があるはずです。

誰にどれだけ現在の状況を作り出すのに加担しているのかを、考えてみましょう。

 

【2】リラックスしている時間を伸ばすことが大切

自分だけが悪いわけではないと思えるようになったら、次はリラックスする時間を伸ばすようにします。

リラックス状態は理性優位状態であり、心に傷を負いにくい状態でもあります。

ですから、リラックス状態を長く保てば保つほど、パワハラによる悪影響を受けにくくなります。

それは結果的に、勤務終了後に余力を残すことにつながります。転職活動や副業などに取り組む気力を温存することにつながるのです。

リラックスするためには、深呼吸を意識するのが最も簡単であり、効果的です。

心理学的にも1分間に4~6回の呼吸にすることで、脳がリラックスモードに入ることが分かっています。

深呼吸なら、誰でもいつでもできることです。ですから、パワハラという辛い状態にあるときはできるだけ深呼吸をしてリラックス状態を維持するようにしましょう。

【3】リラックス状態で、言動を冷静に取捨選択する

リラックス状態を作ることができたら、加害者の言動を冷静に取捨選択しましょう。

加害者の言動すべてを受け入れる必要はまったくありません。

どの言動を受けいれ、どの言動を拒否するかを冷静に判断するようにするのです。

あくまでも冷静な状態を保ち、時間が掛かってもよいので評価をしていきましょう。

意識に上げて、自分で判断することで、あなたの感情コントロールの主導権を取り戻すのです。

 

ここまでを行えるようになれば、加害者に簡単にコントロールされることは少なくなります。

大切なことはリラックスモードを保ち、理性優位状態を保つことです。

理性優位状態を保つことは、心を守ることになります。また、自分を不利な状態に追い込まないためにも、大切です。

リラックスを心掛けましょう。

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パワハラ相談をするときは、伝えたいことを文書にしておくことが大切。

パワハラについて、パワハラの担当者に相談するときは伝えたいことを文書にするようにしましょう。

相談するときはどうしても気持ちが高ぶってしまい、口頭でうまく伝えられなくなります。

ですから、伝えたいことは文書にしておくのです。

絶対に文書に書くべき内容は、次の3つです。

  1. (被害事実)どのような被害に遭っていたのか
  2. (気持ち)どのような気持ちになったのか
  3. (望む解決)どのような解決を望んでいるか

この3つ以外にも書くべきことはありますが、この3つだけは書きましょう。あなたがどのような現状にあり、どのようなことを目的としているのかを伝えるのです。

あなたが受けてきた被害やそれによって生じた悲しい気持ちなどは、被害メモなどにまとめられているなら、それをあらためて文書にする必要はありません。「添付の被害メモ記載のとおりの事実があり、大きな精神的苦痛を受けました。」のように書いておき、そのあとにあなたの望む解決を書きましょう。

口頭ですべてを伝えようとしないことが大切です。文書で伝えられることは文書で伝えるようにしましょう。そして、文書では伝わらない部分を口頭で伝えるようにするのです。

その文書がどれだけ分量が多くなっても構いません。あなたの伝えたいことが、文書だけで伝わることを目指して文書を作りましょう。

そして、実際に相談する前にその文書を手渡してから相談をするのです。

パワハラを相談するときは、必ず先に文書を作りましょう。そうすることで、相手はあなたの口頭での話しに集中することができるようになります。あなたの受けてきた被害もイメージしやすくなるので、あなたの味方にもなってくれるでしょう。

文書の力を使いましょう。

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パワハラ被害者は”自分が悪いのではないか”と思うと、負のスパイラルになる。

職場で嫌がらせを受け続けると、”自分が悪いのではないか”と思ってしまいます。

たしかに自分の非を認めることは美徳の1つです。

しかし、パワハラや嫌がらせを受けているときは、できるだけこれは思わないようにしましょう。

【1】自分が悪いと思っても、状況は改善しない

心理学的に、人格に対してのネガティブイメージは、行動を改善しないことが分かっています。

自分の人格否定をしても、状況を改善するための行動を起こせないということです。

たとえば、お酒を止めたいと思っている人が、お酒を飲んでしまったときに”自分はダメな人間だ”と思っても、またお酒を飲んでしまうようになります。しかし、”お酒を飲んでしまったことはよくないことだ”と”行動”に焦点を当てて反省をすれば改善します。

”自分が悪い”と思っていても、改善のための行動は起こせません。そうすると、また同じ行動を続けることになり、また自分を責めることになります。

負のスパイラルに陥るだけで何も改善になりません。ですから、自分を責めるのはよくないのです。

【2】自分を責めずに、行為を改善する

もし本当に自分に非があると思っているなら、自分を責めずに行為だけを顧みることが大切となります。

つまり「私らしくなかった。次はこうしよう」と考えることが大切です。

自分に非がある部分は「私らしくなかった」と認めます。しかし、「私らしくなかった」と思うわけですから、自分の人格否定はしていません。

その上で、「次はこうしよう」と行動の改善に焦点を当てます。

このように、「私らしくなかった。次はこうしよう。」と考えることで、自分の人格を責めずに行動を改善することができるのです。

【3】自己評価を高く保つから動ける

うまく行っていないときは「私らしくない」と考える習慣をつけましょう。

嫌がらせを受けたとき、”私はいじめられやすい”と思ってしまえば、その状況を受け入れてしまいます。

”なぜ私がこのような目に遭うのか”と思っていれば、改善に向けた行動を取る可能性があります。しかし、”私はやっぱりいじめられやすい”と思ってしまうと改善をしようとする気持ちが出てきません。

いま、あなたが置かれている状況を、あなたは受け入れる必要はありません。少なくとも他人から嫌がらせを受けている状況を受け入れる必要などまったくありません。

自己評価を高く保つようにしてください。そのためにも、うまくいかないときは「私らしくない」という言葉を自分に語りかけるようにしてください。

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仕事上のパワハラには耐えるべきなのか?

【1】パワハラを受ければ、誰でも能力は下がる

パワハラを受けると、脳は「闘争・逃走モード」というモードに入ります。このモードは「緊急事態で、身体を動かすモード」です。簡単に言えばパニックに近い状態です。

パニック状態で、自分の本領発揮をできる人などいません。誰でも仕事上の能力は下がります。

この時点で、職場の生産性は下がっています。

【2】職場全体の生産性も下がる

職場内の心理的安全性が、生産性に大きな影響を与えることをGoogleが発表しています。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48137

パワハラがある職場で、職員同士の信頼関係などはありません。生産性が上がるはずがないのです。

【3】生産性の低さはコストとして負荷される

生産性が下がるということは、コストが余分にかかるということです。

そして、そのコストは最終消費者に負荷されるのです。最終消費者が余分にお金を支払わされるということです。

【4】パワハラに耐えようとする必要はまったくない

パワハラに耐えることは、美徳ではありません。むしろ、社会に対して余分なコストを支払わさせることにもつながる行為です。

もちろん、耐えざるをえない状況というものはあります。転職先が見つかるまでの間や、起業が軌道に乗るまでの間は耐えざるを得ないかもしれません。

しかし、パワハラには耐えるべきだと思うのは間違いです。

あなたはもっと多くのことができる人です。ですから、もし耐えなくてもよい状況であれば、すぐにでも他の職場にいくことを考えてください。

あなたが自分の本領を発揮することが、あなたがもっともやるべきことです。そして、それは今の職場では不可能です。あなたの心身を守るためにも、できるだけ早く出てくれたらと思います。

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パワハラによるストレスを減らし、現状打開にも役立つ心理技術がある。

【1】自分で状況をコントロールできないことが、ストレスを強くする

心理学的にも、自分で状況をコントロールできないことが強度のストレスにつながることはわかっています。たとえば、満員電車で身動きが取れないと強いストレスになります。

それだったら、自分でコントロールできる、車を運転したほうが精神衛生的にはよいのです。

自分で状況をコントロールできるという感覚が、ストレスの強弱に大きく影響します。

【2】「自分なら打開できる」と思えることが大切

パワハラから受けるストレスも、同じです。自分が状況をコントロールできると思えるようになることで、パワハラによるストレスを大きく減らすことができます。

つまり、「自分ならこの状況を打開できる」、言い換えると「この状況は一時的なもので、長くは続かない(続けさせない)」と思えることが、精神衛生的には大切だということです。

この「私ならできる」と思える感覚のことを、自己効力感(セルフ・エフィカシー)と言います。

【3】自己効力感の高め方

自己効力感を上げる方法は、心理学的には4つ挙げられています。

  1. 成功体験を積むこと
  2. 他人が成功している様子を見ること
  3. 自分に「できる」と語りかけること
  4. 心理状態を利用すること。

これはつまり、”ゴールを実現している自分を、言葉、イメージ、感情でイメージすること”という風にまとめることができます。状況を打開し終わった自分の姿をイメージし、「私ならできる」と言語的に説得し、その昂揚感を感じることで、自己効力感は上がるのです。

【4】自己効力感が、解決には必要

上記のようなテクニックを使うことで、ストレス強度を大幅に減らすことができます。つまり、あなたの心身を守ることにつながるのです。そして、状況打開のために動くことにも役立つでしょう。

パワハラを解決するに当たっては、自己効力感は欠かせません。それは自分の心身を守るためにも大切ですし、実際に状況を打開するためにも必要となるのです。

ですから、自分が実際に状況を打開している様子をリアルにイメージし、自分を説得し、そのときの高揚感を感じるようにしてください。

一気に自己効力感を上げるのは、難しいかもしれません。日々、少しずつでもいいので、自己効力感を高めていきましょう。それが、一歩を踏み出すことにつながり、状況を変えていくことにつながります。

 

 

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パワハラを受けて先が見えないときこそ、やるべき2つのこと。

パワハラを受けていると、大きなジレンマにぶち当たりますね。現状維持の先には、暗い未来しかみえない。そして、現状の外側はまったく見通しがつかない。

先が見えない不安があって、動けなるんですね。最初は、パワハラに対して何をすればいいのかも分からない状態です。どの方向を見回しても、しっかりとした道が見えない状態です。

ものすごく不安ですよね。

このような状況で、やるべきことが2つあります。今回は、それについてお話しします。

【1】人間は、重要なものだけを認識に上げる

人は、重要なものだけを認識に上げています。たとえば、私達はいつも、自分の鼻が自分の視界に入っています。意識すれば、鼻の頭が見えるはずです。

しかし、普段はまったく気づかないですよね。なぜでしょう?それは、脳が情報を振るい落としているからです。

重要なものだけで認識に上げるので、現状が辛ければ辛いほど現状の情報が認識に上がりやすくなります。加害者の言動が、どんどん認識に上がりやすくなったりするのも、この仕組みで説明ができます。(だからといって、対処ができるわけではないですが)

【2】重要でない情報は、振るい落とされる

一方で、重要でない情報は振るい落とされます。

その結果、現状が辛ければ辛いほど現状にフォーカスがあたり、現状の外側(辞めるなどの選択肢)が認識できなくなります。

まさに悪循環が起きるのです。

【3】悪循環を防ぐ方法

そこで大切となるのが、現状の外側の重要性を上げることとなります。”今の自分にとっては重要でないことを、重要なものだとする”ということです。

現状の自分に認識できている選択肢では解決ができないのですから、認識の幅を広げなければなりません。

そして、それは現状の自分にとっては重要ではないことのはずです。

だから、現状の外側の重要性を上げる必要があるのです。

【4】こなすゴールは立ててはいけない

先が見えないとき、私を含めて多くの人は、”こなす”ゴールを掲げてしまいます。パワハラを受けている人が最初に掲げるのは、”どうやったら耐えられるか”です。とりあえず、辛い状態から脱出することを目指してしまうんですね。

ただ、”こなす”ゴールには2つの問題があります。1つは、それは現状の内側のゴールだということ。もう1つは、そのゴールではやる気が起きないということです。

それに向かうモチベーションが湧かないはずなんです。たとえば、”パワハラに耐える”というゴールを達成しても、結局パワハラを受けていることには変わりないわけですから。そんなゴールに向かって、やる気を起こせますか?

本当にパワハラに耐えたいのかと言えば、本心ではそうではないはずですよね。本心を言えば、すぐにでも会社を辞めたいし、加害者を解雇に追い込みたいのかもしれない。

それなら、それがゴールでいいんです。

そういう本心に基づいたゴールは自然と現状の外側のゴールになるはずです。

言い換えると、達成方法が皆目見当がつかないようなゴールです。

【5】方法に気づくのは、後

トイストーリー2という映画をご存じですか?あれはとても人間心理がうまく描かれている映画なんです。

バズとかが、さらわれたウッディを助けに向かう途中にさまざまな困難が出てくるんです。たとえば、交通量の多い道路を渡るなどですね。

交通量の多い道路を、バズ達は渡らないといけない。そのとき、周囲にロードコーン(カラーコーン)があることに気づくんですね。

そして、バズ達はそれをかぶって、道路を渡ります。

これが人間なんです。方法に気づくのは、後なんです。達成方法は、その時々に見えてきます。

【6】本心に従ったゴール設定

先が見えない不安があるとき、私達は今ある困難にフォーカスを当てようとします。そして、それを乗り越えようとしてしまうんですね。

でも、それが心から望むような目標やゴールではない。だから、動けない。

一方で、心から望むゴールは方法が分からないから、動けない。

じゃあ、先が見えないとき、どうすればいいのか。

結論を言えば、自分の本心に従って、どんな内容のゴールでもいいからゴール設定をする。(加害者に社会的制裁を与えるでもOK)そして、達成方法がまったくわからない状態でもいいので、とりあえず行動を始める。

【7】障害ではなく、ゴールに焦点を当てる

ゴールに向かう過程では、いろいろな障害が出てきます。そもそもが達成方法がわからないゴールを目指しているのですから当然ですね。障害が見つかったというのは、ある意味前進とも言えます。

達成方法が分からないようなゴールを目指していると、必ず障害が出てくるものです。たとえば、現状の私には、自分の電子書籍を100万部売る方法は皆目見当がつきません。影響力の壁のようなものも感じます。

障害が出てきたときこそ大切なことは、ゴールを意識することです。現状で障害を克服する方法は認識できていないのですから、障害に注目しても解決策は出てこない。だから、ゴールにフォーカスを当て続ける。

【8】言うは易し、行うは難し

ゴールにフォーカスを当て続けるというのは、言うは易し行うは難しの典型です。人間の性質上、障害に注目してしまうものですから。

だからこそ、「ゴールを思い出そう」、「ゴールに意識を向けよう」、となるわけです。たとえば、先ほどの電子書籍を100万部売るというゴールにフォーカスを当ててみると、たとえば電子書籍を1000冊出せば、それぐらいは簡単に行きそうだとは思いますね。どれかが当たるだろうと思うし、1つ当たれば他の書籍も買ってくれるでしょうから。実際は100冊ぐらいでよいと思いますが、大切なことは具体的な方法論ではないですね。

障害ではなくて、ゴールに意識を向けて、その実現方法を考えてみることで、初めて思いつくアイデアがあるということが大切です。ゴールを意識することで、方法が見えてくるのです。

【9】やるべき2つのこと。

つまり、パワハラで辛いとき、あなたがやるべきことは2つです。

1 自分が心から望むゴールを設定する。

2 そのゴールをずっと念頭において、行動を起こし続ける。

これは言い換えると、辛い状況に焦点を当てずに過ごすということです。

簡単なことではないです。

【10】現状に焦点を当てても解決しない

辛い状況に焦点を当て続けて、解決するならそれでいいです。でも、パワハラにおいてはそれはない。絶対にありません。

だから、ゴールを目指し続けましょう。

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加害者に対して心理的に優位に立つために、パワハラに関する法律を知っておく。

 

【1】パワハラは法律上の用語ではない

パワハラは社会問題となっているため、パワハラ問題に関係する行政が各自で定義を出しています。しかし、法律上は、パワハラの定義はありません。

法律上の定義はないため、厚生労働省の定義に該当するパワハラを受けていたとしても、必ずしも法律違反とは言えないのです。

しかし、それでもパワハラに関連する知識は持っておいた方がよいでしょう。

それは、加害者に対して心理的に優位に立つためです。

 

【2】定義を知っておくメリット

加害者は、自分の言動がパワハラに該当するとは思っていません。違法行為だと認識していないのです。

ですから、あなたが加害者に対して「その言動はパワハラです」と言っても、相手は納得しないでしょう。

しかし、あなたが厚生労働省のパワハラの定義と、パワハラの6類型を示して「今の言動は、厚労省のパワハラの定義に該当します。」と主張したらどうでしょうか。

あなたが厚労省のパワハラの定義を示すことで、加害者に対して、しっかりと主張できるようになるのです。

【3】認識できるから、対処できる

パワハラの定義を知っておくことは、被害から早く抜け出すためにも大切です。なぜなら、パワハラ被害者の中には、自分が受けている被害をパワハラだと認識していない人も多いからです。

厚労省のパワハラの定義を知っておくことで、自分が受けている言動はパワハラだと認識できるようになります。加害者が「指導」だと主張したとしても、「自分が受けているのはパワハラだ」と気づくことができるのです。

気付くことができるからこそ、対処行動を取ることができるようになります。ですから、定義を知っておくことは大切なことなのです。

もちろん、定義に当てはまったからといって、法的に何かができるとは限りません。しかし、相手の言動が違法な行為であると主張しやすくなります。そして、自分は悪くないのだと自分の正当性を確認しやすくなります。

それが加害者に対して、心理的に優位に立つことにつながるのです。

パワハラは最終的には心理戦です。しかし、心理戦に勝つためにはある程度の法的知識が必要となります。

パワハラの定義などを確認しておきましょう。きっとあなたは”悪いのは加害者だ”と思うことができ、対処行動を取りやすくなるはずです。

 

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職場におけるモラル・ハラスメント(モラハラ)の概要と、対処法。

モラル・ハラスメントは直訳すると「精神的な嫌がらせ」ですが、その内実は「精神的な攻撃」または「精神的な虐待」です。

これは厚労省のパワハラ6類型の1つ「精神的な攻撃」にも該当します。

職場モラハラは1つ1つの攻撃が小さいため、自分がモラハラを受けていることに気づかない人もいます。気付かないと解決に向けて動くこともできないので、まずは動くことです。

そして、動くときにもいくつか注意点があります。

1つずつお話ししていきます。

【1】モラハラとは

まずモラル・ハラスメント(以下、「モラハラ」という。)とは何か、です。

モラハラは、大雑把にいうと「精神的な攻撃」という意味になります。私達は一般的にモラルという意味を「倫理」という意味で捉えますが、モラハラでいうモラルは「精神的」と捉えておくのが分かりやすいです。

このモラハラの概念を広めたのは、マリー=イルゴイエンヌという方です。『モラル・ハラスメント 人を傷つけずにはいられない』という書籍が有名で、これは必読書です。

【2】パワハラとモラハラの違い

パワハラは、優位性に基づいた嫌がらせです。一方、モラハラは精神的な攻撃です。まったく別の概念と言ってよいでしょう。

しかし、モラハラは、厚労省が出すパワハラ類型の1つにも入っています。「精神的な攻撃」というものです。

職場モラハラがすべてパワハラに該当するわけではありませんが、少なくともパワハラに該当する可能性は高くなります。

そのため、職場モラハラがあった場合、労働局に相談すれば、厚労省から組織に対して指導がされる可能性はあります。

【3】職場モラハラの例

では、職場モラハラとはどのようなものなのでしょうか。

前述した職場モラハラの例を『モラル・ハラスメント 人を傷つけずにはいられない』という本から、抜粋します。

  • 直接的なコミュニケーションを拒否する
  • 相手を認めない態度をとる
  • 相手の評判を落とす
  • 相手を孤立させる
  • 嫌がらせをする
  • 相手を挑発して非難する口実をつくる・セクシャル・ハラスメント(をする)
  • 不機嫌によって部下を支配する
  • 家父長的な上司
  • 部下に対して不公平な扱いをする

もしかしたら、よくあることのように思われるかもしれません。

まさにそれがモラハラの陰湿なところです。

【4】モラハラは、1つ1つの攻撃は小さなものに見える

職場モラハラに限らず、モラハラは1つ1つの攻撃は小さなものに見えます。

それがモラハラの悪質なところです。1つ1つの小さなことに、被害者がヒステリックに対応すればそれがまた非難する口実となります。「君はすぐヒステリックになるね。もう少し冷静に言えないの?」のようにです。

モラハラは、小さな攻撃を積み重ねて1つの大きな攻撃となります。

これは周囲から見えば1つ1つの行動が小さなことに見えるということですから、協力を求めるのが難しくなります。

同時に、期間が長くなれば長くなるほど、その攻撃力が増してくるということでもあります。

職場モラハラ加害者は、たとえば博士号を持っている研究者に聞こえるように「博士号を持っていても使えないヤツはいるからね」というようなことを言います。これが頻繁に、日々、積み重なっていくのです。

1つ1つの攻撃が小さいので、証拠集めも簡単ではありません。遠くから聞こえる、悪意のあるちょっとした一言を、ボイスレコーダーで取ることは決して簡単ではありません。

ですから、その場合は被害メモを取ることになります。

【5】モラハラを証明するには、圧倒的な量の証拠が必要となる

職場モラハラに対して、被害メモを書くとき、大切となるのはその量です。

言葉を正確に記録したとしても、その残虐性を証明するのは困難を極めます。「博士号を持っていらっしゃる方は、本当に賢いですね。」という言葉を嫌味で言われたとき、その残虐性は被害メモでは記録できません。

頻繁にモラハラ的言動が行われていることを示せば、そこに悪意・害意があったことは推察されます。だからこそ、圧倒的な量の証拠を集めることが大切となります。

ただし、証拠を集めるだけでは職場モラハラがなくなるわけではありません。解決に向けての行動を起こしていく必要があります。

【6】その場ですぐにメモを取る

私はいつも言っているのですが、「その場ですぐにメモを取る」に勝る防御と攻撃はないです。メモ帳をいつも持ち歩いていて、パワハラ・モラハラ的言動があるたびにメモをするのです。

その場ですぐにメモを取ることによって、それは被害メモをとることになり証拠が1つ増えます。

さらに、加害者に対するけん制にもなります。

反論、反撃をするのが一番ですが、それができたら苦労しないので、まずはメモを取るのです。

【7】取りうる解決策は、全部同時実行する

パワハラ・職場モラハラを解決するためには、”全部同時実行”が何よりです。今、できることを、全部、同時に、並列的にやっていくことです。

代理人を立てたら解決すると思っている人がいますが、それはありません。

その場ですぐにメモを取り、そのメモを持って上司(または上司の上司)に相談し、労働局に相談し、人権擁護委員に相談し、専門家に相談し、それらの人々に相談したという事実を持ってさらに会社に相談をします。

たった1つの行動で状況が改善することは、ありません。今、自分ができることを全部書き出して、全部並列的に行っていきます。

何か1つの決定的な方法論を探すほうが、時間の無駄です。そのようなものはありません。

パワハラ・職場モラハラという複雑な問題は、たった1つの道具では解決できません。

【8】専門家のサポートを受けて、複数の解決策を同時実行していく

何か1つの解決策を実行するだけで、解決することはありません。

さまざまな解決策を、同時並列的に実行するからこそ解決できるのです。

そのために何をすればよいのかまったく想像がつかないなら、専門家に相談するのがよいでしょう。

専門家が提示する方法の中で、実行できそうなものを全部同時に並列的に実行していくのです。

それは決して簡単なことではありませんが、そうしないと解決しないのが職場モラハラです。

できるだけ早く専門家のサポートを受けるようにしてくださいね。

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