【理論編】
パワハラ・職場いじめは、
よく「コミュニケーション能力が低いから、被害者になる」と、
思っている人がいるのですが、そんなことはありません。
パワハラ・職場いじめの被害者には、
職場で優秀とされ、尊敬され、慕われている人も多いのです。
ですから、コミュニケーション能力を高めて、
パワハラ・職場いじめを解決というのは、
私からすると、非現実的な解決策です。
放置してパワハラ等がなくなるならよいのですが、
悩みとして持つレベルのものは、放置しても回復するものではありません。
配置換えなどがないからこそ、悩むのです。
その状態において、パワハラ・職場いじめ問題の、
解決に取り掛かれる期限は、6ヶ月です。
過去の経験上、それ以上の期間は被害者の精神が持ちません。
たしかに、カウンセラーなどの助力があれば、
1年以上は持ちこたえられるかもしれません。
しかし、それは対処療法に過ぎないでしょう。
いつまで耐えられるか、という問題に変わっただけです。
被害を受ける期間が短ければ短いほど、
取りうる選択肢は増えます。
できるだけ早く、取り組むことが重要です。
このような状態になったときは、
私は、次の3つのステップが必須だと考えています。
1 メンタルコントロールの技術を身に付ける。
2 労働に関する基本的法律を身に付ける。
3 定期的収入を得る方法を作る。
メンタルコントロールの技術を身に付けるのは、
単純に自分を守るため、です。
傷つきにくく、回復しやすい、
しなやかな心の使い方を身に付けることで、
被害を少なくできます。
さらに、新しい行動を起こすのも簡単になります。
次に、労働に関する基本的法律を身に付けます。
なぜかと言えば、退職できないと思い込むことが多いからです。
たとえば、「後任がいないから退職させない」という上司がいたりして、
退職できないと思っている人がいるのです。
最後に、定期的収入を得る方法を見つけます。
転職でも起業でも、その人にとってよい方法ならなんでもよいです。
ただ、精神的に参っているときは、
視野も狭く、自信も持ちにくいので、
自分の持っている資源に気づけずにいることも多くあります。
ですから、やはり最初にメンタルコントロールの技術を、
身に付けておくのがよいでしょう。
逆に言えば、この3つのステップを経ることで、
ほぼすべてのパワハラ等は現実的に解決可能となります。
ご自身の状態と照らし合わせて、
自分に必要ものはどれかを、
一度確認してみると、
次に自分が取るべき行動がわかりやすくなると思います。
【実践編】
1 メンタルコントロール、法律知識、収入を得る方法の、どれが自分に不可欠化を考えてみて下さい。
2 その必要不可欠な知識の収集を始めましょう。
【追伸】
雪が降っています。
4歳の息子は、
「よかったねー。雪遊びできるなー。」と、
子供らしい発言をしてくれて、
朝からハッピーでした。