仕事が楽しくないと言うと、
「仕事は楽しむものだよ」という人がいます。
これが全面的に間違っているとは思いませんが、
7割は間違っていると思っています。
なぜ、楽しくないものを、
無理に楽しまなければならないのでしょうか。
飲み会で無理にテンションを上げるようなもので、
とても不自然な行為です。
仕事が楽しくないなら、
楽しまなければいいです。
楽しくないことを楽しむことに無駄に精神力を使うぐらいなら、
退職できないジレンマをどうやって解消するかを、
考えたほうが建設的です。
人間の脳は、したくないことのためには働きません。
「こうしたい」と思う方向にだけ、働くようになっています。
ですから、仕事が楽しくないなら、楽しまなくてもいい。
自分がどうしたいか、まずは自分のビジョンをワクワクしながら想像しましょう。
そうすると、必要な情報が勝手に入ってくるようになります。
それが、人間の脳の仕組みなんです。
これは、ポジティブであれと言っているのではなくて、
脳を適切に使おうと言っているだけです。
心理学的に、脳科学的に、そのほうがあなたにとって利益があるから、
そういっているだけ。
無理に楽しもうとすると、いつかうつになります。
ブレーキを踏みながら、アクセルを踏んでいるのだから、
エネルギー消費も激しいに決まっています。
自分が楽しいと思うものだけを楽しめばいい。
仕事がつまらないなら、それでいいんです。
楽しそうな仕事を探す方が、よほどメンタルヘルスにもよいですよ。
【実践編】
1 「仕事は楽しむもの」という考えの問題点を3つ挙げましょう。
例:楽しくないものを楽しむのはストレスになる。 仕事を楽しんでいないことが悪いことのように思うようになる。など
2 「仕事は楽しむもの」と、あなたは子供たちに伝えたいかどうかを考えて下さい。
ちなみに、私は嫌です。楽しいことを仕事にしてほしいと思っているからです。
関連記事
あなたが会社を辞められない理由