【理論編】
今回は、コミュニケーション手法について書きます。
私は、基本的にはコミュニケーションの改善では、
職場環境は改善しないと考えています。
私の知っている組織に、言葉はとっても丁寧なのに、
とっても失礼な”組織”があります。
結局は、言葉遣いの問題ではなくて、
心理学でいうラポールが、いかに取れているかで、
コミュニケーションの質は変わるのです。
そして、そのラポールは、
コミュニケーション手法だけで築けるものではありません。
心理学では、相手に対する、心の傾注が必須だとされています。
相手に対して心を注ぐ方法は、テクニックでは身につかないですよね。
それを踏まえて、ですが、
私はアサーションという手法が、とても有益だと思っています。
アサーションというのは、
自分も他人も大切にするコミュニケーション手法だと言われます。
相手も心地よい、率直な伝え方、というものです。
それについては、きっと他の方がたくさんブログで書かれていると思いますが、
基本的な手法をお伝えすれば、「事実を述べること。」です。
たとえば、クレームを言われているときに、
「その件についてなのですが、
大変申し上げにくいのですが、
現在まだ調査中です。
大変申し訳ありませんが、
調査が終わるまで、
ご回答を差し控えさせていただきたいのですが、
いかがでしょうか。」
というような言い方です。
申し上げにくいと思っていること、
調査中であること、
回答を差し控えたいと考えていること、
これらは全部事実です。
あなたが心の中で感じている事実を言葉にすれば、
いわゆるIメッセージとなりますが、
それは心を事実で述べた結果にすぎません。
一方で、「あなたが○○だ」というのは意見であり、
簡単に言えば思い込みです。
事実ではなく意見をいうことが、
コミュニケーションが悪くなる原因の1つです。
もちろん、思っていることすべてを言葉にする必要はありません。
そうではなくて、
言葉にするときは、事実だけを述べるようにする、
という考えを持つことが大切なことです。
アサーションは学べば奥が深いですし、
歴史的背景なども学ぶと、
よりいっそう好きなること間違いなしです。
ですから、興味がある人はぜひ学んでみて下さい。
ただ、やはり限界があることも、
どうか覚えておいてくださいね。
【実践編】
1 今日から1日、事実だけを述べるを意識してみてください。
事実というのは、主観的な事実=思っていること、も含みます。
コミュニケーションの手法も含めた、
まとめ記事があります。
もしよろしければ、こちらもクリックしてご覧ください。