いじめ・嫌がらせを受ける人は、「優しい人」が多いです。
故意に人を傷つけることに、激しい嫌悪感を持っています。
たとえそれがパワハラ等の加害者であったとしても、傷つけることが怖くてできないのです。
ですから、優しい人は、相手を傷つけずに自分を守る方法を身に付けてほしいと思います。
【1】心が弱いのではなく、優しいだけ
いじめ・嫌がらせが長引いてしまう人は、優しい人が多いです。
そして、優しい人ほど、自分は弱い人だと考えがちです。
ですが、それは違います。
ただ、優しいだけです。
私は中学生のころ、しょっちゅう殴り合いのケンカをしていました。
あるグループから、陰険な嫌がらせを受けていたためです。
私はその点、相手を殴ることに抵抗感はまったくありませんでした。
それは私が強いからではなくて、殴ることについては、相手に共感していなかっただけです。
つまりは、優しさをその点で失っていただけです。
【2】優しい人は、人を傷つけることに嫌悪感が強い
優しい人は、自分が傷ついていたとしても、相手を傷つけることを嫌がります。
私は中学生時代、円を書くコンパスを常に制服に隠し持っていました。
いつか刺してやろうと思っていましたからです。
でも、さすがにそれはできませんでした。
優しい人が反撃をしないのも同じ理由です。
相手を傷つけることが嫌なのです。
どれだけ憎い相手であっても、人を傷つけることに嫌悪感を感じるのが優しい人です。
【3】護身用ペンがあっても、普通は使えない
クライアントから勧められた本の中で、「護身用ペン」というものが紹介されていました。
暴漢などがいた場合、突いたり、刺したりして護衛するものです。
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ただ、私はきっと、これを人に対して使えません。
木の棒で叩くぐらいはできます。
ですが、ペンという固すぎるイメージのもので、相手を突いたりできません。
巷のパワハラ反撃法についても、同じことが言えます。
多くの優しい被害者たちにとっては、その方法は使えないのです。
相手を傷つけることに対する嫌悪感が強いのです。
【4】躊躇なくできることを身に付ける
優しい人に必要なのは、相手を傷つける勇気を持つことではありません。
優しい人でも躊躇なくできる、自己防衛法を身に付けることです。
たとえば、それは柔道でいう足払いを覚えるようなもの。
相手を傷つけることではなくて、相手をよろめかせ、転ばせるぐらいの技術を覚えましょう。
そうすれば、躊躇なく実行できます。
すごく基本的な技は、「笑顔で言う」です。
職場でバカだと言われたら、「パワハラですよ(^_^)」と言う。
職場で嫌味を言われたら、笑顔で「嫌味な言い方ですね(^_^)」と言ってみる。
これはものすごく基本的な技ですが、使いやすいのです。
言語メッセージと、非言語メッセージがあるとき、人は非言語メッセージを重要視します。
顔文字があるだけで「パワハラですよ」と「パワハラですよ(^_^)」は、受ける印象が大きく変わります。
【5】非言語では優しく、言語では明確に言う
つまり、優しく笑顔で、はっきりと言うのです。
非言語では優しく、言語では明確に伝えます。
笑顔で「パワハラですよ」と言うのです。
言いたくなさそうな顔をしながら「パワハラですよ」と言いましょう。
それができるようになったら、次の段階です。
非言語を、言語に合わせます。
つまり、言語でも非言語でも、はっきりと言うのです。
でも、最初は非言語では優しく、言語で明確に伝えることから始めましょう。
これができるようになると、まず気持ちがよくなります。
そして、いじめや嫌がらせ自体も減らすことができます。
ぜひ試してみてくださいね。
もっと早く こちらのブログを知っていたら…と毎日思いながら過ごしています。
パワハラ、いじめで うつになり 休職中です。
おっしゃる通り、加害者には全く罪の意識は無く
今や私は会社にとって、 面倒な存在でしかありません。
後は 辞めるだけです。ただ その時は、自己都合退職では無く、会社都合退職にもって行きたいと思っています。
何もできずに辞める、弱い人間の せめてもの意思表示です。
お辛いですね。
お気持ちお察しします。
残念ながら、ほとんどの加害者がそうですね。
ほぼ必ず退職勧奨をしてきますね。
ただ、懲戒解雇にならないようにお気をつけくださいね。